そうだったらどうしよう
もし、そうだったらどうしよう。
いやだいじょぶ。
でももしかしたら、いや大丈夫だよ。
あいつは1つ下なんだよ。
わたしは1つ上なんだから。
あいつは弟と同い年なのに。
なのにさ、
まるで男でまるで完璧な男を演じた。
確かに、悔しいぐらいに演じてみせたね。
弟も知らないどこかで男してるんだろうかなんてそんな気持ち悪い事は考えなかったけど。
おまえは長い長いまつ毛ときれいな歯並びのかわいい笑顔で。
それはあの頃からずっと変わってないのに。
2年前のあの頃と同じ声でセンパイと呼ぶのに。
おまえも女の子ならよかったな。
それかわたしも男の子ならよかったね。
そうすればずっとずっと最高の友達でいれたのに。
後ろめたさも後悔も何もない友達でいれたのにな。
いつの日か、わたしもアイツも大キライな1日練習が半日練習に変わったとき
痛いくらいのハイタッチしたね。
うれしくてしたハイタッチは、ばっちり先生に見られてて
一緒に笑って逃げたね。
あの時にはもう戻れない。
楽しかったよね。あん時。
悪いのはおまえじゃない。
ガッタガタに揺れてるわたし。優しさに弱いわたしが悪い。
ぎゅっとされちゃあもうだめんだ。わたし。もどれない。人の体温すきでさ。
だってこうしたいと考えた事あったんだ。
わたしの中でちょっとは特別だったのかもしれない。
でもこうなるハズじゃなかった。
せつなくなるハズじゃなかったんだよ。
旅行の時、他の女の子への行動にどうしようもなくズキズキしたわたしの気持ちはなんだったんだろな。
きみも同じだったらと一瞬考えたりしてみたよ。
おまえも同じだったね。
忘れたい人を忘れられないでいた。
『誰にもナイショ。』
なんでかなみ泣いてんだろ。