あらすじは公式サイトより引用。
<あらすじ>
最後に一度だけ、幼い頃に父と過ごした家を見に行きたいと塔子たちに告げ、夏目は三世子という少女のいる親戚の家に、鍵を受け取りに向かっていた。しばらくお世話になっていたことのある地で、かつての記憶を辿りながら思いを巡らせる夏目は、その家に妙な妖怪が住みついていたことを思い出す。
<感想>
夏目は父親と数年間住んでいた実家を見に行く。新幹線に乗り、席についた夏目は突然、かばんからスルメを銜えたニャンコ先生が顔を出してきたのを見て驚く。その後、夏目は駅弁を2つ買う。1つはニャンコ先生の分。乗り換えの駅に着いた夏目は駆け足で電車に乗るが、その時、かばんに入ったニャンコ先生の頭が電車のドアに挟まってしまう。電車の中で夏目はニャンコ先生に実家から一番近い親戚の家に鍵を預けてあるので受け取りに行かなくてはならないということを話す。目的の駅に着いた夏目は地図を広げ、目的地を確認。するとニャンコ先生がうどんやを見つけ、「あっ、夏目。うどんやがあるぞ。あのうどんやを中心に探せ。」と告げるが、夏目はうどんや中心に考えたことがないと言う。でも、なんとなく思い出してきて、歩く夏目。途中で妖ものの気配を感じる。無事に鍵を預けている親戚の家に着いた夏目はニャンコ先生に外で待っているようにいい、「その代わり、先生。帰りにうどんおごるから、もし、俺がなかなか戻ってこなかったら助けに来てくれよ。」と。ニャンコ先生はその言葉をこの家の人を食べてもいいことだと勘違いし、夏目に「違う。思い出したんだ、この家、中に妙な妖怪が住みついていたこと・・・」と。夏目はインターフォンを鳴らし、家の人が出てくるのを待つ。親戚の人は夏目に家にあがるように言うが、夏目は「いえ、お構いなく。すぐに行きますので。」と断る。その時、この家に住む三世子が帰って来て「えっー、いいじゃん。せっかく来たんだから、お茶くらい飲んでけば?あがんなよ。」といい、台所に入っていく。家に上がった夏目は妖の姿を見る。鍵を受け取る夏目。その親戚の人曰く、掃除などはしていないとのこと。テーブルの下に妖の姿があるのを見て驚いた夏目は、トイレを借りに廊下を歩いていると台所から聞こえる三世子とその母親の会話を耳にする。夏目は家の中にいた妖に襲われる。妖がいなくなって廊下を歩きながら、「早くこの家を出なきゃ。俺がいるとまたあいつが―。」と思いながら、部屋に戻る。部屋に戻った夏目を再びさっきの妖が夏目を襲う。ニャンコ先生がドアを開けて入ってきて夏目を助ける。そのまま、親戚の家を出る夏目。その後、夏目は親戚の家に住みついていた妖・ムシクイを引き付け、ニャンコ先生と共に走る。けれど途中でニャンコ先生が走るのに疲れ、斑の姿になり、ムシクイを追い払う。夏目はニャンコ先生に「ありがとう、先生。でも、俺を家に入れてくれた人達なんだ。大事な家に、入れてくれた人達だったんだよ。」と、そして「俺も帰ろう、大切な家へ。」と思った。夏目は地図を手にして歩きながら小さい頃、1人で実家に行こうとしたときのことを思い出してニャンコ先生に話しながら歩いていると背後から妖が体に入る。倒れた夏目に駆け寄ったニャンコ先生は「夏目ー。どうした、夏目?」と呼びかけるも夏目は虚ろな目で「帰らなくちゃ・・・。」と。ニャンコ先生は「夏目?夏目、夏目、夏目ー、夏目ー。」と夏目を呼び続ける。夏目は「先生の呼ぶ声が聞こえていた。それでも、心は、何かを探して、遠い記憶の中へ迷い込んでいくようだった・・・。」と。そして一言、「帰らなくちゃ・・・。」。次回、第13話<最終回>「遠き家路」。