あらすじは公式サイトより引用。

<あらすじ>

捕らわれた夏目の行方を探す田沼は、妖の世に迷い込んでしまった。妖怪達の集まる館へと足を踏み入れた田沼は、なんとか夏目の解放に成功するが、妖怪達に正体がばれてしまう。妖怪達が襲い掛かろうとした時、袋をかぶった男が現れ、夏目と田沼を救い出す。

<感想>

裏山で妖が見えて驚く田沼の前に頭に袋をかぶった人物が現れ、田沼に、帰るように告げ、石段を上っていく。田沼は夏目が石段の先にある館に連れて行かれたと考え、どうやって中に入るか考えながらその場を離れる田沼。そんな田沼の前にニャンコ先生が現れる。その頃、館では宴が行われていた。夏目は瓶の中で周りに置いてあるもの全てがオミバシラ様への貢ぎ物であることと、周りにいる妖の多さに驚く。そして田沼のことを心配し、どうやって脱出しようか考える夏目。妖達は夏目の顔を見ようと集まってくるが、夏目は制服の上着を脱いで頭にかぶり、寝転がる。するとそこに妖に変装した田沼が現れ、広間にいる妖達に酒の入った瓶を見せながら「みんな!騙されるな。その瓶は偽物だ。この瓶に入っているのが、本物の夏目だ。」と言い放つ。その様子を窓の外から見ていたニャンコ先生だったが、妖に見つかった為、その場を後にする。田沼は鬼猿面の妖怪に夏目の入った瓶を開けさせることに成功するも、人間だとばれる。田沼は鬼猿面の妖怪が持つ瓶を奪い、夏目を瓶から出す。瓶から出た夏目は田沼を背後から襲おうとしているのに気づき、庇おうとする。鬼猿面の妖怪が2人に腕を振り下ろす寸前、紙袋をかぶった人物が夏目と田沼を助ける。別室に移動した夏目達。そこで紙袋をかぶった人物が名取さんだと判明。柊と瓜姫も一緒。するとドアの外に夏目達の匂いを嗅ぎつけた妖の声が聞こえるも、直後にその妖が何者かに襲われ、気絶する音が聞こえる。夏目達が警戒する中、ドアを開けて入ってきたのは女子高生ニャンコ先生。部屋の外に出て、ニャンコ先生が椅子で窓を割ろうとするも割れない。さらに窓の景色が手前は1階、奥が2階の景色が映るという奇妙なものだった。名取さんによると館から出るには「出口を見つけるか、オミバシラが完全に力を取り戻す前に封印してしまうか、どちらかしかないだろうね。」と。その後、夏目と名取さんはオミバシラ様探し、ニャンコ先生と田沼は出口探しと2手に分かれる。広間に着いたニャンコ先生と田沼は奥の部屋で妖が喰われた現場を見る。広間を後にした2人は廊下にオミバシラの足跡を見つけ、田沼はニャンコ先生と同じ方向に行こうとするも、妖の気配を感じ、反対の方向に向かい、オミバシラに襲われる。廊下で倒れている田沼の姿を見た夏目は自分を責めるも、名取さんが「夏目は捨ててはいけないんだよ。きついかもしれないけど、夏目にはきっと必要なんだ。必要なんだよ。」と言って励ます。柊は田沼の傍にいることに。そして夏目は名取さんの封印を手伝うことを決める。夏目はオミバシラ様をおびき寄せ、封印の陣の上へ。名取さんがオミバシラ様を封印する。館から出た夏目は柊と田沼の元へ。目を覚ました田沼に「ありがとう。田沼のおかげで瓶から出られた。オミバシラも封印することができたんだ。田沼が力を貸してくれたおかげだ。」と告げる。夏目の言葉を聞いた田沼は「本当に?本当のことを言ってくれ。俺が踏み込んだせいで、夏目の負担になったんじゃないか?俺のせいでお前を苦しめたんじゃないか?俺、あんまり人付き合い、うまい方じゃないし。聞きたいことがあっても、どこまで踏み込んでいいのかわからなくて・・・。力になりたいけどどうすればいいのかって・・・。嫌だったら、そう言ってくれ。答えたくないことは答えなくてもいい。夏目が妖怪が見えるって話してくれたのに、そのことをやっぱり話さなければよかったとか、そのせいで壁ができるのが嫌なんだ。せっかく、話してくれたのにそれはつらい・・・。」と。夏目はその言葉を聞いて「どうすればいいんだろう・・・。どうしていけばいいんだろう。それは、多分。名取さんが諦めてしまった道。レイコさんが歩きたくても歩けなかった道。俺は行けるだろうか・・・。」と思った。田沼と別れ、家に着いた夏目は疲れたのか、玄関で寝てしまう。次回、第8話「惑いし頃に」。

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