<サブタイトル>

「Love is blind.」

あらすじは公式サイトより引用。

<あらすじ>

雪名のバイト先で見てしまった光景にショックを受けた木佐は、その日から仕事に集中できずにいた。別れを告げられて傷つく前に自分から消えてしまおうと、木佐は雪名との関係をフェードアウトさせようとするが、そんな時雪名が「会いたい」と木佐に電話をかけてきて・・・?

<感想>

木佐さんは、雪名が女性と歩く姿を見て以来、仕事に集中できずにいた。忘れた資料を取りに戻った編集部で携帯に雪名からのメールが届くも無視してしまう。実はあれから何度もメールやら電話が来ていたが無視していた。会議室に戻る途中で木佐さんは携帯を取り出し、雪名のアドレスを消去しようとした時、雪名から電話が掛かってくる。木佐さんは電話を切ろうとするが慌てていたため、電話に出てしまう。電話で話しながら「雪名は俺の理想の塊で声までもが俺の好みで。その声を聞けば聞くほど、近くにいればいるほど、雪名が好きだと自覚するから。だから―。」と思い、「俺に構ってる暇あるなら、彼女と会えば?あのさ、わかってねぇみたいだから、言っとくけど、俺、しつこいの嫌いなんだよ。お前とはだいぶ遊べたし、もう、いいかっと思って。悪いけど、俺はその気ないから。もう、連絡しないで、じゃ。」と告げ、電話を切る。電話を切った後、「自分の全てにおいて自信がなくて。だから、一番欲しいものが目の前にあるのにそれから拒絶される未来を考えてしまう。自分で傷つくのが怖くて、好きなのに逃げるとか、どんだけヘタレなんだと。30年も生きてきたのに恋の仕方もわからない。」と思う。家に着いた木佐さんは雪名が来ていないことを確認し、部屋に入る。リビングで雪名に借りていた本を見つけた木佐さんは送ればいいかと思うも住所も知らない、じゃあ、同じ学部の子に渡してもらおうと考えるも雪名がどこの美大に通っているのかも知らない・・・。そして自分が雪名のことを何も知らないということに気づく。その後、携帯に元カレの市村から電話が掛かってきて会うことに。木佐さんは市村にキスされそうになり、最初は拒絶するも「そっか、別にいいのか。そうだよな。もう、どーでも・・・」とキスを受け入れようとした時に雪名が現れ、元カレの市村を追い帰す。木佐さんは雪名が自分のことを考えてくれていたことを知り、動揺する。雪名と言い合いになり、「そうだよ。俺はお前のこと何も知らない。」と。すると雪名はものすごい速さで「雪名皇、21歳。北海道札幌市出身。東都芸術大学絵画科油絵専攻3年。家族は両親と兄一人。身長186センチ、体重多分66キロくらい。足のサイズ27.5。血液型A型、誕生日9月6日、乙女座。好きな食べ物、何でも好き。嫌いな食べ物、特になし。長所、前向き、楽天的な所。短所、実は結構しつこい。趣味、絵を描くこと、読書。展覧会巡り。好きな画家、クリムトフェルメール、サージェント、ハンマースホイ、ウォーターハウス。それから、好きな人・木佐翔太。」と告げる。その後、雪名に抱きしめられてキスされながら、「こいつの顔が好き。体が好き。声も、喋り方も、呼吸の仕方さえも、何よりも誰よりも雪名が好きだ。」と思った。無事に仲直りもし、修羅場も乗り越えて帰宅すると部屋の前に大きな荷物を持った雪名の姿が。木佐さんに「やっぱり、我慢ってよくないんですよ。そうでなくても、木佐さん、すぐ変な方向に考えるから。俺、もう、木佐さんに関しては我慢しないことに決めました。」という。木佐さんは「いや、困るって。ガキじゃあるまいし。なんで、そんなこと・・・」と聞くと、雪名はきらきらオーラ漂う笑顔で「だって、木佐さんが好きだから。」と。その言葉を聞いて木佐さんはズキューンとなり、「やっぱ、俺、お前の顔だけが好きな気がしてきた。」と告げ、心の中で「お前が傍にいるだけでドキドキして寝られなくなるだろうなんて、どうしてお前は気がつかないのかな」と思っていた。次回、第10話「Love goes never without fear.」。次回は高律。予告の丸川書店用語集は「締め切り日」。