契り
「これからは二人で一人だ いつまでも一緒だ」
そう言ってくれたあの日 あなたと私の想いは同じだった
何もいらない 違う これだけしかいらない
あなたと共にいる時間 作り上げていく想い達
あなたの口癖 「お前のことは俺が死んでも守ってやる」
その言葉どおり あなたはさまざまな苦難から 私を守ってくれた
違う
私の身体だけを守ってくれた
いつまでも一緒 それ以外は何もいらない でも・・・
あなたが死んだそのとき 私は信じられなかった・・・
「わが身はこの世にありける 我が魂この世にあらず 我そなたと契約交えた者 何人たりとも我ら契約を破るべからず されど 自らして死を選びたもうそなたの御心は 我との契約を破棄せんとするものぞ? 」
あなたは答えない あなたの周りには多数の妖魔
「答えたもう・・・ 我はどうすればよい? 何処に行けばよい? そなたの元以外に何処に如何とす?」
いやだ・・・イヤダ・・・私の想いはこんな結末を望んでなどいなかった
「我を助ければそれでよいのか・・・答えたもう 答えよ! お主と我の契約はその程度のものだったのか!!」
なぜだ・・・私が・・・悪いのか こんな風になったのは私のせいなのか・・・
「お主には分からぬだろう 誓い果たしたものに先立たれる孤独感 焦燥感 嫌悪感 悲哀感・・・」
一人はいやだった・・・だから私はあなたと契約を果たしたのに・・・
「私は分かるぞ!今まさにその気持ちに浸ってる!! 契約者よ! 我と共にこの気持ちを分かち合おうぞ!!」
何も答えない・・・信じたくない・・・二度とあのように二人で想い馳せる事ができないのか・・・
「・・・・・」
「天分かつ時あろうと我ら御心永遠として離れるべからず それ故契約者の真髄なり 生として死を向かえども契約者には天の契約など皆無に候 身体 違える世に 御心は永遠に離れん 離れることは許すべからず いざ行かん そなたの元に」
それは・・・・いつまでもそばにいるはずの契約者を見失ったときに唱える言葉・・・・言霊
私は あなたの元に行く・・・・