ただのヤンキーどっからどう見てもただのヤンキー。誰も近寄らない。誰もパニック障害だなんて思わない。むしろ世間から冷たい目で見られる。見た目で判断されることなんてもう慣れっこ。だってそれが狙いなんだもん。弱いってバレたくない。パニック障害とか恐怖症の自分を少しでも遠ざけたかった。十代の私にとって化粧も金髪もゴテゴテのネイルも服もゴールドのネックレスも...全てが武器。心とは反比例して着飾っていく私。本当はビビリで...とにかく小心者...。分かってた。どれだけ着飾っても強さにも何にもならない。