私は不妊治療していることをずっと親に言えないでいました。


治療を始める前に行った子宮頚がんの検査は
親に病院まで車で連れて行ってもらいました。


その時にちゃんと子どもができるかホルモンの検査とかしてみたいな、ということを言ってました。


でもその病院ではまずは基礎体温を付けてみるようにとのことだったので検査はしませんでした。



ホルモンの検査をしたいと言って、
それから時間が経っても子どもができないので
もしかしたら母親は私が不妊だと
薄々感づいていたりするのかな?と思っていました。


(父親は子ども3人くらい産んだら、とか
もうすぐお母さんになるでしょ、とか
デリカシーなく平気で言ってきますえーん)





親には何も言わずに病院に通い
人工授精をするようにまでなっていました。





そろそろ言った方がいいかな。

いつ言おう。

今かな?…やっぱり言えない。


っていう感じでかなり葛藤していました。



そんなある日、


病院の最寄り駅に着いて歩いていたら
見覚えのある人が。


…あれ?

お母さん!!



偶然にも母親に遭遇しました。



「どうしたの?どこ行くの?」
と言われ

誤魔化そうと思ったけど誤魔化せず

「あ…ちょっと病院に……」



病院に行くなんて聞いたらどこか体調が悪いのかと思いますよね。

なんの病院なのか聞かれて

「不妊治療の……」


まさかの駅前でのカミングアウトでした。



母親の反応は


「えー!!意外ー!!」


と何だか予想外の反応で、
私が不妊治療をしているなんて夢にも思っていなかったようでした。



「普通にしててもできると思うけど…」


とよくわからない根拠のないこと言われ
とりあえずその場では別れました。



病院が終わったら実家に寄り少し話をしました。



母親も色々考えたようで、

○○さんがなかなか子どもができなかったけど
授かったという話があり

今度聞いてみるね!


と言ってくれたり。



とりあえず受け入れてくれたようでした。



私がなかなか親に言えなかった理由に

不妊治療してることを反対されるんじゃないか、という思いがあったからだと思います。



ずっと言いたかったけど言えなかったこと。


やっと言えて良かった。



ちょっと心が軽くなりました。