『脳』について
脳の構造を利用した、運が良くなるコツ。
住職でありながら、「中陰の花」で芥川賞を受賞した作家・玄侑宗久さんは道場で座禅の修業していたときのことをこう語っている。
「座禅中に後ろから板で叩かれますよね。
叩かれるとまず何を思うかというと、 『なぜ今叩かれたのかな』と思うんです。
今は体が揺れたのかな、とかですね。
ところが何度も叩かれているとだんだん理由が思いつかなくなるんです。
すると、不思議ですよ。
昔のことまで思いすんです。
高校時代にあの友達に意地悪したからいま叩かれたんだなとか小学生のときにウソついたからだなとか。
そこまで記憶を蘇らせて私たちはいま受けている仕打ちを合理化しようとするんです。
それが禅の懺悔法なんですがね」
実は、ここに脳の構造のヒントがある。
ある現象が起きたときに合理的な理屈を脳は勝手に見つけ出そうとする。
不合理なままでは落ち着かないのが脳。
これは幸せに生きるために知っておくといい重要な脳の働き。
では、運を良くするためにどう応用するかというと、今日あなたが会う人に「ありがとう」って言ってみればいい。
その人に全然ありがとうと思ってなくてOK。
面と向かって言わなくても、その人を思い浮かべてでもOK。
とにかく声に出して「ありがとう」と言ってみること。
すると、あなたの体は落ち着かなくなるはず。
しかし、脳はその不合理を許さない。
理由もなく「ありがとう」と言っているうちに脳は、その人のどこかいいところ、感謝すべきとこを勝手に探してしまう。
ありがとうと言ってしまった以上、その人のちょっとでもいいところを探さないと脳は落ち着かなくなってくる。
バカやろうといえば、今度は、その人のバカやろうな面を脳は検索をかけ探してくる。
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