アイのシナリオ 快斗(以下快斗):Ladies & Gentleman!!!
アイのシナリオ コナン(以下コナン):いきなりなんだよ。いつも通り、プラレボの新作が完成したから、毎度おなじみでするんじゃねぇのか?
快斗:その前に・・・。ハッピーバースディ!!誕生日おめでとう!!名探偵♪
コナン:なんだ、そっちか。
快斗:なんだ・・・って。名探偵・・・。反応薄いなぁ。
コナン:別に、誕生日なんて毎年来ることだし。しかも、この体じゃ誕生日も何も。
快斗:その体だってなんだって、名探偵が生まれた日だろ?という事で・・・。青子!!

アイのシナリオ 青子:は~い!!コナン君、誕生日おめでとう!!ケーキ持ってきたよ。
コナン:青子姉ちゃん、ありがとう。(苦笑)
青子:という事で、快斗、よろしくね。
快斗:おう、任せとけ。
コナン:お前、なんでわざわいきなりざキッドの衣装に早変わりしてるんだよ。
快斗:まあ、それはこれからのお楽しみ♪
(パチンと指を鳴らすと同時に明かりが消えて真っ暗になる)
快斗:行くぜ、Theree、Two、One・・・Zero!!
(ケーキのろうそくに火が灯る)

快斗:はい、どうぞ。名探偵。
コナン:マジでやるのか?
快斗:やるんだよ。このシチュエーションでやらない選択がどこにあるんだよ。
青子:コナン君!!がんばって!!
コナン:はぁ~。ガキじゃねぇんだから。
快斗:体は小学生だろ?
コナン:うっせぇよ。
(コナンが溜息を吐く。)
コナン:しゃーねぇなあ・・・。フゥーーーッ!!
(一気にろうそくの火を吹き消す。次の瞬間・・・。)

パンパンパンッ・・・と、クラッカーの音が響き、部屋中をグルグルと紙吹雪と共に花びらが舞う。
そして、再び明かりを灯した部屋の中には・・・。

「誕生日おめでとう、名探偵!!」
二人の快斗が大きな花束を目の前に差し出した。
そして、そこには・・・。
「あれ??」
「えっ?」
声を上げる二人の名探偵。

「コナン君、おめでとう。」
「青子ちゃんと二人で料理もいっぱい作ったんだよ。」
二人の青子がいて。

「これってもしかして・・・。」
「プラレボメンバーとアイシナメンバー勢ぞろいってやつ?」
目を丸くして顔を見合わせる二人のコナン。

「これはありがたく・・・。」
「受け取っておくしかねぇな。」
そう言いながら、二人のコナンがそれぞれ快斗達から花束を受け取る。

「ありがとな。」
「たくっ。とんだサプライズだぜ。」
呟いたコナンに二人の快斗が口許を上げる。

「これで終わりじゃないぜ。まだまだこれから!!」
声を合わせると、シルクハットから鳩がいっせいに飛び立ち、トランプが頭上から舞い落ちて、空に次々と打ち上げ花火が華を咲かせる。

「相変わらず・・・。」
「やる事が派手だな。」
苦笑を浮かべるコナン達に二人の快斗が笑みを浮かべる。

「という事で、これからもよろしく!!名・探・偵♪」
「うん、コナン君、誕生日おめでとう!!!これからも青子達もよろしくね」
二人の青子が手を取り合うと食事と飲み物の支度を始める。
そして、支度が終わると・・・。

「それじゃ、世界一の名探偵の誕生日と♪ついでに、プラレボシリーズの『祝福』の完成記念と・・・。」
「映画の大大大大ヒットを祝して、乾杯!!!!」
そう言って笑う快斗達に二人のコナンが苦笑を浮かべる。

「それってついでで片づけていいのか?」
「まあ、いいんじゃねぇ?今日くらいは。」
勢ぞろいしたメンバーの顔を見渡す。

「みんなが笑顔でいる事が何よりの『祝福』だろ?」
「そうだな。」
フッと息を吐いて再び顔を見合わせる二人のコナン。

「それじゃ、改めてハッピーバースデー、名探偵!!!」
ジュースで乾杯した一同は、みんなで楽しい時間を過ごしました♪

・・・という事で、最後までおつきあいいただき、ありがとうございました。

江戸川コナン君こと工藤新一という、素敵な名探偵が生まれた今日という日に。
心からの祝福を。

Fin.