東京大学 2001年 国語(文系)第四問の現代文記述解答例です。

出典:岡部隆志『言葉の重力』
(最近、携帯電話を使った男女交際が流行っているらしい……)


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自分の伝え難い部分を相手に伝えるための工夫を施さず、相手の反応も確認せず、自分の現在をとりとめなく一方的にしゃべるだけだから。

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対他者で文体を必ず用いる筆者は、他者に自分を押し付けてしまいかねないし、多義的で流動的な現在の交流に参加できないから。

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他者と関わる際、文体を必ず用いる筆者にとて、文体とは己の思想そのものであり、文体の価値否定は自己の存在価値否定につながるから。

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自身の孤独を相手に伝わるように抽象化することは、文体のない少女には難しい。伝えられない状態それ自体が、孤独を体現しているということ。


 

※これは国語講師・吉田裕子が個人的に作成したもので、出講先の組織的な見解ではありません。

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