■フランス香水の歴史
フランスの香水の歴史は、フィレンツェのメディチ家からフランス王アンリ2世のもとに嫁いできたカトリーヌ・ド・メディチ によるところが大きい。
彼女は、フォークや傘、アイスクリームなど様々なイタリア文化を初めてフランスに持ち込んだ人ですが、香水についても、お気に入りの調香師 をフランスに連れてきたそうだ。
彼が開いた香水店が、パリの香水専門店第1号となる。
実は、フランスでも、香水は「臭い消し」の目的が強かったようだ。
当時の人はほとんど風呂に入る習慣がないため、体臭がきつかった上に、身につけるものは「なめし皮」だった為、皮革独特の動物臭がひどかったそうだ。
そういう「悪臭」を隠すための香水。
19世紀初めナポレオンがプロイセン(今のドイツ)に遠征したとき、ケルンで製造されていた「ケルンの水」という香水が大量にフランスに持ち込まれた。
「ケルンの水」はフランス語で「EAU DE COLOGNE」(オーデコロン)。
ちなみに、香水は、その濃度によって次の4種類に分類される。
パルファン 濃度:15%~25% 、持続時間:7時間程度
オーデパルファン 同10~15%、同5時間程度
オーデトワ 同5~10%、同3時間程度
オーデコロン 同3~5%、同1時間程度
19世紀になると、産業革命の進展に伴って有機化学工業もさかんとなり、アルコールをはじめ、香水の原料は化学的に合成できるようになる。
