何かを失うことは

怖いことだとわかっていた

目の前にした沈黙を

やぶることができなかった

流れるように落ちる時間は

今までを物語っていて

暗闇をさけんでいた

見つめることしかできなくて

自分が仰ぐことができなくて

自ら閉ざした

呼吸を預けないと

生きていけない気がした

さする音と火をあてたもの

交差する想いが

あふれでて止まらない

人々が気付くときには

口から時間がこぼれていた