イスラエル | ALS,kawatetsuのブログ

イスラエル

イスラエルの治療について。
Dr.GOTKINE MARCの診察でした。

 

先ずは、
ニュースで流れていたあのご老人。
あのご老人はALSだけでなく他の筋肉の疾患もあったとのことです。


回復したのは確かだが、それがALSに効いたのか、
他の筋肉の疾患に効いたかのかは、分からないとのことです。

 

医者の意見ではなく、メディアの情報が先走ったとのこ数値?カフアシストとです。

次の治験はそれもふまえて、安全性を診る治験を行なうとのことです。

 


治験の期間は9ヵ月~1年とのこと。

治験は24人で行います。

もう20人は決まって、後4人はもうすぐ決まるとのこと。

 


発症1年未満の35点以上の状態が対象とのこと。
点数は筋力の強さを表します。
ちなみに私は33点でした。

 

Dr.GOTKINE曰く、

私は進行がかなり遅いとのことでした。

 

薬はちゃんと飲むべきだとも言われました。
もう一度リルテックを服用しようかと思います。

 

それと、
イスラエルのALS患者は600人くらいとのこと。
人口は770万人だから日本と同じ比率かなと。

 

一般診療については、

治験が終わらなければ何も分かりません。

 


後1年はただ待つのみという感じがします。


 

イスラエルへの渡航について。
関西からは、

関空→韓国→テルアビブの乗継ぎ1回で行けます。

 

体の状態によると思いますが、

エコノミーでは大変なのでビジネスクラスの方が良いと思います。

 


しかし、上記のビジネスだと50万とかなり高額です。

 

今回私達は、

伊丹→成田→トルコ→テルアビブの乗継ぎ2回で渡航しました、
成田→トルコ間をプレミアエコノミーで、後はエコノミーで行きました。

 


エア代は28万です。

 


プレミアエコノミーは座席も広いし、

リクライニングも充実しているので快適にフライトできました。

 


しかし、テルアビブに着くのは夜中になります。

ホテルで半日分の宿泊料がかかるのと、

体調面を考えるとトルコで1泊するのもありかなと思います。


 

それとイスラエルの通貨はシェケルで、

成田やトルコでは扱っていませんでした。


テルアビブの空港は夜中でもチェンジできたので助かりました。
念のため米ドルも少しあった方が良いかもです。

 

出入国について。
入国は問題ありません。

 

出国はかなり大変です。
予想以上でした。

 

タクシーで空港に入る前に、

マシンガンを持った私服のセキュリティーにパスポートを提出します。


運転手に聞くと、いつものことらしいです。
怪しかったらそこで鞄を開けられることもあるとのこと。

 

そして空港内、
普通なら車椅子の人ってそれなりにチェックは緩和されるものだと

思っていましたが…

 

逆に怪しいみたいで、
鞄の隅々までチェック、デジカメやipadの中身まで。

 

さらに私は個室に連れて行かれ、ボディーチェック。
車椅子もボディーチェック。

 

チェックが終わりお次は、
制服セキュリティー二人や

スーツのコワモテ三人に囲まれ質問攻めです。

 

イスラエルに来た目的は?
→観光と病院です。

 

病院のカルテは?
→向こうの鞄にあります。

 

いつからALSに?
→三年前です。

 

この車椅子は誰のだ?
→レンタルです。

 

いつ? 誰から? お金は誰が払っている?
→二ヶ月前に日本の会社から借りて、お金は自分で払っている。

 

仕事は?
→デスクワークです。

 

なぜ二ヶ月前にレンタルした?
→手が弱くなってきたからです。

 

じゃあ二ヶ月前はどうしてた?
→自走式でした。

 

レンタルしてから誰かに預けてないか?
→はい。

 

などなど…

(通訳がAさんの優しい声で良かったです)


 

質問だけでなく、
動揺をしていないかじっと観察されます。

 


最後にカルテを確認して終わるとのことで、

鞄へ取りに戻りました。

 


すると…

 


封筒を開けて勝手に見てました(笑)

 

その書類を確認してから、

ハダッサ病院に連絡して矛盾がないか確認してたと思います。
問題がなかったのでここで終了しました。


私たちの
拘束時間は3時間以上で5~10人の人と接しました。

 

この拘束理由は、

恐らく過去のテロと電動車椅子が原因だと思います。

 

爆弾テロに日本人が利用されていないかと警戒された感じです。


自国を守るための当たり前の行為なのでしょうがないですが、
少々疲れます。


出国の3時間前には、

空港に行かなければならないというのも納得です。

 


電動車椅子の場合、もう少し早めでもいいかなと思いました。


 

飛行機も1時間出発が遅れたりと、いろいろ驚かされました。

 


遅れたことで、トルコでお土産を買う暇もなかったです。
お土産は前もって買っときましょう。

 


それと、ギフト品などは綺麗に包まず別々にしときましょう。
もちのろん、ビリッとあけられます(笑)


 

Hadassah Medical Centerについて。
敷地内に病院、ホテル、ショッピングモールがあり、
すべて繋がってます。

 


日本にはない病院という感じでびっくりしました。
中は綺麗ですが、エレベーターは少し古く表示はヘブライ語。
まったく読めません。


 

日本からの診察の流れです。
ショッピングモール内にiMERという会社があります。


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この会社はハダッサ病院に来る外国人患者を仲介します。
こことアポをとり診察日程を決めて支払いなど行ないます。

 


診察するにあたって、
日本での診断書やパスポートを画像にしてメールで診察日を決めます。
診断書は翻訳して、筋電図や呼吸器の検査表はそのままでもいけます。

 

もし診察に行ってみようと思う方はココに連絡してみて下さい。
(正直、もう少し有力な情報がでてからの方が良いかなと思います)


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この名刺の人はミハエルといいます。
英語が得意な方は彼に連絡してもいいと思います。

 

それと、

嬉しい事にここには日本語ペラペラのロシア系イスラエル人
エレナという人がいます。


京都大学出身で京都に5年住んでいた生花好きの36歳、

同世代でした。

 

すごく親切な人で、いろいろ力になってくれると思います。
ブログにアドレスと写真をのせてもいいとのことなので。


kawatetsuのブログ

 

lena@imer.biz

左のイケメンはここの部長で名前は知りません。

 

ALS関連の情報があれば連絡してくれとお願いしているので、

これから最新情報を届けてもらいます。


よろしくエレナさん。

 

まだ先の話ですが、
治験が終わり一般診療が始まることになって、
ほんとに効果があるか見極めて、
詳しく情報を収集して、
回復の可能性が大ならイスラエルへ行って治療をしたいですね。


 

個人で行くより、チームを組んでいけたらなと思います。

 


まだ先の話ですが、
遠い未来の話ではないので
希望を持って過ごせたらなと思います。