「世界一の侍、最高！」そう叫んだ瞬間、栗山英樹監督（61）自身も「世界一の名将」になったのだと思っています。

WBCで14年ぶりに3度目の世界一に輝いた侍ジャパン。選手たちを信じ続け、優勝に導いた栗山監督の心的傾向に迫ってみたいと思います。

栗山英樹監督

1961年4月26日生まれ

025-789-025

★この方の「一番自分らしく感じる本質的な傾向性」を示す場所に、「025」があります。

仲間意識や助け合い精神を心がけ、その場の雰囲気や空気を大切にして、どの人に対しても失礼のないような「気配りを感じられる」ように周りの人に対して振る舞います。器用に相手に対応し、社交的に振る舞えるところが彼の魅力です。

★目標へ近づくために「こう評価されたい・思われたい」を示す場所に「789」があります。

粘り強く頑張っている実力者であるところを見て欲しいと思っています。「789」とは、すぐにモノにできることではなく、じっくりと向かい合わなければ達成できないことで7，8，9と高いレベルまでコツコツと経験や実績を積み重ねることに自分らしさを感じることからネーミングされているコードネームなのです。

そのため、栗山英樹さんは、体力の限界まで頑張って経験と実績を積み重ねていき、周囲に対して自分自身が究極のブランドだと認められるような確固たる存在感を作り上げていくことを目指し、そのためにまだまだ頑張れるという意地がエネルギー源となる方となります。

着実に実績と経験を積み上げながら自己実現を目指し、こだわりを持って磨きをかけていこうとする姿勢が、目標を達成するための効果的な推進力となっています。

一方、本当は『自分はこうしたい』と思っていてもなかなか言えずに、控えめな態度を通していくことが多いので『自分を出さない』といった印象を相手に与えていることも少なくない。

最近検証した方でいうと、セカンドコードに789を持つのは、藤井聡太8冠と同じですね。

★緊張度の高い場面では「025」が現れやすくなります。

自分自身に余裕がない時、つまり人のことよりも自分のことを優先した方が良い(優先したくなる）タイミングの時。

それでも、相手の気持ちが少しでも良い状態になるようにフォローするように接し、周りのどの人から見られたとしても、この場合にはこういう対応がベストだと思われるようなきちんとした対応ができるように注意する方となります。

栗山監督のお人柄がコードからも読み取ることができますね。リーダーシップ型の監督ではなく、フォローシップ型の監督となります。

リーダーとして、監督として選手をうまく活かしていくことをモットーとしており、選手自身が成長していけるのびのびとした環境でプレーをさせていく。

選手に信頼していることを態度で伝え、『あなただから任せるんだ』と選手をやる気にさせていくのだと思います。

WBCで日本を優勝に導いた栗山英樹監督