ドクロ悪魔祓いをする役割をする人を、エクソシストと呼びます。この「ザ・ライト」も悪魔祓いをする神父達の物語で、信仰に懐疑的な若い見習いの神父が、エクソシストになるなかなかリアルな物語です。
癒しの ひと時。ヒーリングルーム・アンフィニ
叫びポスターの感じや、宣伝コピーのエクソシストという単語から、オカルト映画かと思いきや、そういう感じの内容の作品ではなく、実際のエクソシストの姿や仕事内容や、魔や霊の憑依を、医学的な精神疾患ではという見方の両面から描かれたリアルな人間ドラマでした。


クローバーヒーリングやセラピーをしている立場から見ると、とても見応えのある作品で、医学的に解決できない、霊の憑依的な精神疾患の場合に、この作品の舞台となるローマのバチカンという特区では、実際に補完代替医療のように、エクソシストの神父に権限が与えられていて、宗教的なセラピーが認められいるのが分かりました。


医療と宗教との狭間で行われているエクソシストのセラピー? 時にインチキな胡散臭さい余興的なものも含んでたり、症状の原因が、実際に限りなく魔の憑依であれば、エクソシストによるお祓いの儀式でなければ、癒せないといった症状が入り交じっていて、そこら辺の描き方が現実的でリアル感がありました。


叫びカチンコオカルト映画と思って勘違いして見ると、とても肩すかしな作品のレッテルを貼られてしまいがちな作品ですが、神父役のアンソニー・ホプキンスの怪しさと胡散臭ささを醸す存在感の演技が絶妙で、それで目の離せない雰囲気もあり、自然に作品に引きこまれました。個人的には、思わぬ拾い物の作品でした。