本日は36歳女性の入会から成婚までのお話をさせて頂きます。
この方をAさんと呼びましょうか。
この方は、実は10年結婚相談所やパーティーで婚活をしてきた女性でした。
つまり、26歳から頑張っていらっしゃったんですね。
話によると途中途中、仕事が忙しくなったりしてお休み期間はあったらしいですが、本人いわく結婚相談所は東京で6社は経験しているとの事でした。
私がテレビにでているのを見て、この人だと思い、藁をもつかむ気持ちでいらっしゃったとおっしゃるので、私も精一杯お世話させていただきますとお引き受けいたしました。
そうして、Aさんとの婚活がスタートしたのですが、面談をしている時から、私はこの方のもったないさを感じておりました。
Aさんは性格は非常に良い方です。ホスピタリティーを自然に持っている女性で、失礼な言い方ではあるかもしれませんが、男性にとっては、掘り出し物であると思いました。
しかし、メークほとんどしていない。服装・髪型地味という女子力のかけらもない方だったのです。
私はまず、メークセミナーをうけさせました。次にファッションセミナー、次に、、、、という形でどんどんとセミナーを受けさせました。
彼女はセミナーを受けるごとに変わっていきました。
もちろんご自身でも努力をされているのが感じられました。
お見合いも最初のころは、交際につながりませんでしたが、
彼女は、徐々に可愛くなり、お見合いができるようになっていきました。
彼女の変化が誰から見てもすぐにわかるようになった時、彼女に良縁が舞い降りました。
弁護士の男性とのお見合いができ、そして交際に発展したのです。
交際までいくとAさんの性格の良さは、磨かれた外見の良さとあいまって彼の心を打ちました。
弁護士の彼がAさんに対して、性格の良い子だなと思っていたらしいのですが、彼が強く引き込まれたきっかけは些細な事でした。
ある時、弁護士の彼が車で彼女と一緒にドライブをして最寄りの駅まで送ってあげていた途中で、ガードレールに車(結構な高級車です)をぶつけてしまいました。
彼は一旦止めて、「やってしまった、彼女の前で恥ずかしいな」と思っていたらしいのですが、Aさんは車からでて、「ごめんなさい、私を送らなければこんなことにならなかったのに、本当にごめんなさい、修理代もかかりますよね、申し訳ないです」と何度も謝ったとの事です。
そんな彼女をみて、「ああ、ぼくが勝手に送ろうといったのに、、、僕の車だから関係ないだろうに、そんなに言ってくれるなんて、、、性格がよいなあ」としみじみ思ったそうです。
そして、二人は1か月後に成婚されました。
今でもお二人は仲好く過ごしており、子供もお二人いらっしゃいますが、弁護士の彼とは、たまにご入会者を紹介していただいたり、まだお付き合いがあります。
そんな彼とたまにAさんとの交際の話をたまに聞いたりするのですが、「自分でもよくわからないけれど、あの時のことが僕の心を動かしたのは間違いない」とおっしゃっていました。
性格の良さというのは、強い武器たりえます。
しかし、外見もある程度まではしておかなければなりませんね。
逆に性格は悪いけれど、外見は素晴らしいという方もいらっしゃったりしますが、内面を根本的に直すことは非常に難しい。
内面を良くみせることならなんとかできますが、エリートや頭の切れる方の中には見抜かれてしまう方もいるので、大変ですね。