あれから2年 | 週刊 ローキック

週刊 ローキック

その日 その日に感じたこと 気づいたことを書き綴ります





明日から道場の夏合宿が始まります。

思えば、一昨年の夏合宿


午前中の稽古において、準備体操がてら、ランニングや馬跳び 補強等を行って、基本稽古 続いて移動稽古と行っていきました。

移動稽古の半ばあたりから 胸の周りや
首周りに鈍痛を感じはじめ、だんだん
腕が挙がらなくなっていきました。


なんやなんやこれは~ なんとなくヤバイぞぉ と感じながらも 前で指導されてるH支部長が一本一本 全力で突き 蹴りをされてるのに、手を抜くなど言語道断 しかも、昇段挑戦の年にしたかったし、茶帯が脱落など もってのほか


しかし、気持ちとは うらはらに 更に
足も動かなくなって来ました。



M筆頭の 「大丈夫ですか?」の一言に
とうとう気持ちが折れ


結果 脱落




情けないのと 格好の悪さから誰とも目を合わせられず 午前中の稽古は終わり 宿舎に戻りました。


昼食は全く欲しくなく、部屋で寝ておりました。
だんだんだんだん 体が冷えてきて、真夏やのに、ブルブルと身体が震えてきました。

この地点で熱中症では無いことに気づくべきでした。
熱中症だと体が火照って体温を下げる処置をしなければなりませんが、自分はとにかく寒くて寒くて



すみませんが、寒くてたまらんので クーラー切って貰えないでしょうか?



Y田先輩がクーラーを切りに、



しかし、やっぱり暑いので 間とって
“弱”にしましょうと 切ることは叶いませんでした。


いやいや いいんです 団体生活 団体行動においては、一人のわがままはゆるされませんので




しかし、めっちゃあの時は寒かったです Y田先輩…



そして、演芸会の打ち合わせの使命を果たし 夜のBBQまで 休ませて戴きました。



いつまでたっても回復せず 今度は、物凄く 貧血気味になって 立っているのがやっとという感じに


BBQ大会の準備が始まりかけた頃には、胸周り 首周りの鈍痛がましてきて
物凄く変な気分になって来ました。

おそらく、ケンシロウに経絡秘孔をつかれ、身体の異常を感じて ひでぶっ
となるちょっと前は こんな感じやと思います。


Og師範代にマッサージをして貰い、幾分 胸周り 首周りが楽になってきたのですが、貧血が増してきて 今度は目が回りはじめました。


乾杯だけすまし、もう耐えきれなくなって師範の許可を戴き、かせやんに病院に連れて行って貰いました。

病院に着いてからは、もう歩くこともままならず、かせやんの肩を借りて 受け付け待合室のソファーに倒れこみました。

受け付けをかせやんにしてもらい、診察の順番を待ちました。
診察に呼ばれた時には、もう完全に立てれないので 車椅子に乗せてもらい診察へ


血圧 上が80を切ってて
先生 「う~ん 脱水やろね~」

点滴打って 暫く様子をみましょう ということになりました。


其の間に胸の痛みも訴えていたので
血液検査とレントゲン 心電図にエコーもとりました。


30分ほどたって 先生が慌てて 点滴を打って休んでいる自分の診察部屋に走ってきました。


「今 なんともないですか?痛みは?呼吸できてますか?」




自分は はぁ~っ?どしたんどしたん?いう感じです。





「直ちに 中央病院で手術です 心筋梗塞です。救急車で移動します!」








ええぇぇぇ~っ⁈なんてぇ~っ⁈
心筋梗塞⁇




その先生の言葉で心臓止まりそうになりました。



救急車に乗って 中央病院へ 道中 師範に坂出道場の指導の交代と、会社に電話して休みをもらう手筈を行いました。

あきらかに パニクってました。

呼吸が粗くなってきて酸素マスク着けられましたが、その大ごとさに、余計死ぬんとちゃう?と思いだし、酸素マスクを拒否


心の中で あの病院の先生アホで 心筋梗塞と阪神高速と間違えてますように、、、


と祈りました。






祈りは叶わず、先生もアホではなく、的確な判断




そうです。

46の若さで心筋梗塞発症




普通 心筋梗塞になると 死ぬ!と感じるほどの激痛が胸を貫くそうですが

自分はチンOンに管、通された時の方が痛かったです

2時間程の手術を終え、無事生還!

走馬灯も見えませんでした。





その3ヶ月後には空手に復帰


そのまた7ヶ月後には昇段連続10人組手に挑戦しました。



無謀とも思える昇段審査でしたが、晴れて 念願達成となりました。




そして、今も空手が出来ることに喜びと感謝の気持ちであります。





ハンデといえば、ハンデでしょうが、
ならばどう闘うかと 自分の組手を築いていく所存です。



そして、少年部には空手の持つ 厳しさ 楽しさを

一般には自分の人生の指針に

選手には なんとしても勝つ 不屈の精神を

自分の持てるもの全てをぶつけて行こうとこれからも邁進いたします。





そんなことを 合宿を明日に控え




あれから2年が経ちました。