先日、高松市総合体育館に於いて、香川県空手道選手権大会が開催されました。
幼年から一般まで、レベルの高い試合が繰り広げられました。
私は司会進行をさせて戴きました。
去年の8月までは、試合という試合に大怪我さえなければ殆ど出場しておりました。
もう何度となく このブログでも書いたように 去年の8月に心筋梗塞になり、それ以来、試合には、出場しておりません。
先日 やり残していた事の一つである 連続組手をさせて戴きましたが、どうしてもこれだけはやらないと悔いが残るのを思って戴き、実行させて戴きました。
試合におきましては、私は準優勝止まりで、優勝経験がありません。
自分自身の課題として、県大会壮年優勝 全日本シニア優勝を経て、県大会一般上級挑戦がありました。
ただ今は、もしもの事が起こった場合、主催は勿論の事、影響は計りしれない為、その危険性があることへの参加は断念すべきと申しますか、引くべき時は引く事であると受け止めております。
連続組手も同じ事ですが、あくまでも本部道場内での事との認識であったように思います。
後悔は無いか?と問われると、後悔だらけではありますが、今出来ることを全力ですべきと判断致しました。
選手として戦われている皆さんを見ていますと、羨ましささえも沸き上がって来ます。
試合に出れないと思うと出たくなる 無い物ねだりのようなものでしょうか…
今回の大会には、スタッフとして参加させて戴きましたが、自分は試合というものに 一度でも経験をした司会として、選手の気持ちになり、一味違う司会進行を目指しました。
もう既に、何度か司会進行をさせて戴きましたが 本部席からは、色んなものが見えてきます。
緊張で強張った顔の選手、汗だくの裏方スタッフ、泣いている選手、笑っている選手 応援の皆さん
皆さんの気持ちがわかります。
ただ一つ解らないのが 負けた我が子を叱る親の気持ちです。
負けて腐った態度をとったり 相手選手を中傷したのなら 大いに叱るべきでしょう。
しかし明らかに 試合に負けたことだけに叱る…いや “怒る" 親御さんをみかけます。
親の役目は 勝って驕る態度をした時や、負けて腐った態度をした時に叱るべきで、試合そのもののアドバイスで叱るのではなく、不甲斐なさに暴力を振るうような行為は、見ておれません。
本部席からは、よく見えるんです。
子供に限らず、試合が近づいてくるとナーバスになり、試合前日には、何者かに圧迫され、当日には開き直ったかの錯覚が訪れ、そして巨大な化け物が開始線にいます。
なのに、その開始線に歩み寄っていくのです。
この地点で人生に於いて大切なものを発見したも同然なんです。
試合慣れ とかよく聴きますが、試合に慣れれば慣れるほど 試合というものがわかります。
何度も優勝するような選手でも、今回は一本負けするかも知れないというプレッシャーを感じます。
初めて試合に出る選手も、親に云われて出る子供も、何かを感じて やらねばと決心した選手も、リベンジに燃える選手も、親の背中を子に見せる選手も、生徒に闘う姿で教える選手も、
みんな目に見えない恐怖と闘い続け、挑戦をしているのです。
「なんでいつも言うてることせんのや!いつもやってることせんのや!?」
答えは 試合に出たらわかります。
だから自分は、それが解る司会進行を目指したいのです。
また指導員として一人でも多くの選手を輩出したいと思っております。
勿論、試合だけが全てではありませんが、一番 本人が気付き安い、人生の答えが試合にはあります。
自分のように試合に何かしらの理由で出れない人もいます。
そしたら今日の稽古は一切手を抜かない!
一年を通じて、稽古皆勤に挑戦!とか
いくらでも自分の試合はあります。
そういったことを解ったのも試合を通じてでした。
例えば、滝浴びの修行があります。
強くなるか?
理論的には強くならないかもしれません
が 間違いなく 強くなれます。
そういうことです。
横綱 貴乃花が言いました。
「負け からは何も教わることは無い!」
自分は貴乃花が嫌いで 嫌いな人の言葉なんでよく覚えています。
恐らく、“勝つ”
“勝ちに行く!”ことが大事なんだと言いたいのだと思いますが、
負けから勉強することは 山ほどあります。
負けるから 勝つ大事さが解るんじゃないですか!
貴乃花も 皮肉で言うと 負けからはなにも教わることは無いと 負けたから解ったんでしょ?
勝負というものは、勝ちか負けしかありません。
勝つことが大事なんです。
負けたら勝つまで闘う
勝ったらさらに勝ち続ける
目に見えない恐怖の人生の開始線を感じて 泣いてこの世に生まれてきて 人生という試合に勝って笑って死んでいくのが 最高の人生ではないでしょうか?
人生は幸せになる為に、勝つためにあるのだと思います。
人生の縮図が試合に稽古にあると思います。
大関までいった関取が親方になり、横綱を輩出するように、
人生で優勝するような選手を輩出したいと思っております。
なので自分自身が日々研鑽しないと吹っ飛ばされてしまうので、これからも頑張って参ります。
競争や試合といった闘いは相手がいてくれてこそ成り立ちます。
切磋琢磨のやり合いから成長があると思います。
そしてその相手に感謝するんだと思います。
H先輩が云われました。
負けたら悔いが残る
勝ったら何が残るか?
勝てば 感謝の気持ちが残ると
だから勝つことが人生の意味を教えてくれるのでしょうね
色んな戦いがありました。
戦い続けているうちは負けとらんです。
自分もまた気合い入れて頑張ります。
大変長くなりましたが、今回の大会を通じて感じたことを描き綴りました。