実際、ドリンクタイプのヨーグルトの月別の売れ筋ランキングを見てみると、1月などインフルエンザが流行しだす時季になると、R-1がより上位にランクインする傾向が見られます。
機能性ヨーグルトが持つ効能に、消費者がしっかりと着目している証拠と言えるでしょう。
いっぽう数ある健康ドリンクのなかでも、今年の春あたりから人気が急上昇しているのがスムージー。
コンビニでも、ローソンの「グリーンスムージー」が大人気となっています。
コンビニ各社としても、おしゃれなイメージがあるスムージーは、女性客を増やすためにも、積極的に販売を行なっていきたいアイテム。
またスムージーは、1品あたりの単価が同カテゴリーの他商品よりも高く、販売棚効率が極めて良い商品なんです。
このような動きに対して敏感に反応したのが、野菜飲料のガリバー企業であるカゴメ。
近年は野菜飲料の売上不振が続いていましたが、そのような状態を打破すべく発売させた「カゴメ 野菜生活100 Smoothie」シリーズが、計画を上回る好調な売上を見せています。
これらの商品たちも、機能性ヨーグルトなどと並んで、今後コンビニの陳列棚を席巻することになりそうです。(日比谷 新太 )
そもそもヨーグルトに「身体にいい」イメージがあるのは、イリヤ・メチニコフ(1845~1916)というロシアの学者の研究からのようです。
彼は腸は便を貯める袋で、その中にいる、今でいう「悪玉菌」によって老化が進む、と考えたのです。
「乳酸菌」。乳酸菌は、自分が生き延びるために周囲に弱酸性の環境をつくりだし、周囲に悪玉菌が生きにくい環境をつくります。
ブルガリア地方に長寿の方が多いことに着目します。
そして「ブルガリア人が長寿なのは食事に関係があるはず」と考え、様々な食物を調べます。
そこでヨーグルトが長寿に影響がある、と考えたんですね。
メチニコフ自身も、ヨーグルトを常食していました。
そして、この説が注目を集め、世界中で「ヨーグルトは健康にいい」と言われ始めたのです。
そもそもヨーグルトが効果的なら、ヨーグルトの売上が増えるとともにアレルギー疾患が減っていくはずじゃないですか?この2枚の表を見てください。
実際には、ヨーグルトの販売数が増えても、疾患は減ってないし、むしろ一部は増えているんです。
「発酵臭」はしますか?納豆やナチュラルチーズは、いずれも独特の「発酵してるんだな」という臭いがしますよね?でも、世の中で売られているヨーグルトのほとんどはいい「匂い」がする。
「臭い」じゃなく「匂い」です。
それの原因は2つ、微生物や発酵食品が少ししか含まれていない、あるいは発酵臭が帳消しになるほど香料がたくさん使われているから!あなたは健康イメージがあるからといって、香水を飲むようなことをしているんですよ。(稲島司)

