日銀は物価目標を2%として金融政策の運営をしておりますが、
現在は原油安の下落が大き物価目標に程遠い状況となっております。
しかし原油安というのは、
原油をはじめLNGなどエネルギー資源を多く輸入している日本としては、
プラスの面があるのも事実です。
原油の下落要因による物価押し下げが目立っているため、
政府、日銀は、エネルギーを除く物価指数を公表することにしました。
コアコア物価指数とも言います。
総務省発表のものと日銀が発表するものとでは少し違いますが、
直近のデータは以下のとおり。
<総務省 が発表するエネルギーを除く物価指数>
※食料及びエネルギーを除く総合
2016年4月 0.5
2016年5月 0.5
2016年6月 0.5
2016年7月 0.3 <=前月比 -0.2
<日銀 が発表するエネルギーを除く物価指数>
※除く生鮮食品・エネルギー
2016年4月 0.8
2016年5月 0.7
2016年6月 0.7
2016年7月 0.5 <=前月比 -0.2
今年に入ってからも3月くらいまでは、
多少前後していても想定内での変動と捉えることができたのですが、
最近の変化は明らかに下げ傾向にあることが分かります。
特に7月の下げは、それまでの変動幅よりも大きいのが分かります。
原油安の影響を除く指標でこの状況というのは、
日本国内の景況感によるものがあることを示します。
ただし原油安の影響を除くと言っても、
間接的に原油安の影響が出てしまうこともありえます。
7月といえば原油相場が再び下落してきているところのタイミングでもあるので、
多少なりとも影響はあるかもしれません。
いずれにしても目標に程遠い状況であることはもちろんのこと、
物価を上げるどころか、下がってきてしまっているというのが現状です。
最近ニュースなどでも、
値下げなどの話が目立ってきているように思います。
再びデフレに逆戻りなんて言うのは考えたくないですが、
状況はあまり良くないのは確かです。
経済対策や追加緩和などで期待感を煽っており、
目眩ましされてしまっている気がしますが、
現実を受け止めておく必要はあります。