みなさんこんにちは。
今回はに子どもが間違って何かをのどに詰まらせてしまったときついてお話します。

生後5か月くらいから子どもは手にしたものを何でも口に運んでしまう特性がございます。
発達していく上で自然な行動ではございますが、例え小さなものでも窒息してしまう原因になりかねません。

ご家庭で起こりやすい事故でもありますが、未満時保育・乳児保育でも起こる可能性があり課題にもなっています。
しっかり子どもから目を離さないことが大切です。

では窒息の原因になるものはなんでしょうか。
0歳~3歳頃までの小さな子どもの口の大きさは大体4㎝ほどと言われています。
そのため4㎝より小さなものは詰まらせてします可能性があります。

例えば、事故で多いのは、スーパーボールなどの子どもの手の届くところに置いてあるおもちゃです。
おもちゃ以外にも飴やピーナッツなどの小さな食べ物や硬貨・ボタンなどご家庭になる身近なものが窒息の原因となります。

子どもがおもちゃなどを飲み込んでしまった場合、短時間で命にかかわることになります。
窒息した時の症状としては、顔色が急に悪くなり青くなったり、ゼーゼーと呼吸が苦しそうになります。
その他の症状としましてものどを押さえていたり、口に手を入れている様子が見られたら、窒息している可能性があります。

また、窒息が起こると呼吸ができなくなりますので、3分ほどで顔色が悪くなり、5分も経てば呼吸が止まってしまいます。
そこから15分が過ぎると脳に障害が起こり脳死状態となります。
そのため、もし子どもが窒息していたら、救急車をすぐに呼んで、その間も吐き出せるように応急処置をすることがとっても重要です。

パパママは事前に子どもが窒息してしまった場合の応急処置を学んでおきましょう。
応急処置としては、子どもがまだ1歳に満たない場合は背部叩打法と胸部突き上げ法を交互に行ってください。
1歳以上の場合は腹部突き上げ法を行ってください。

●背部叩打法(6回で1セット)
子どもの背中を叩く方法で、子どもの体を顔を床の方に向け片手の上に乗せて、あごを手のひらで支えます。
もう片方の手のひら子どもの背中を6回ほど叩きます。叩く際は手のひらの付け根を使いましょう。

●胸部突き上げ法(6回で1セット)
胸部を圧迫する方法で、子どもを仰向けにして片手の上に乗せて、後頭部をしっかり押さえます。
もう片方の手の指2本で心肺蘇生と同様、胸の真ん中を力強く続けて圧迫します。

●腹部突き上げ法
子どものみぞおち下を押さえる方法で、子どもの背後からみぞおちのした辺りに両腕を回し、片手で握りこぶしを作りもう片手でにぎり、両手で圧迫を繰り返します。

小さな子どもが入る場合は必ず上記の対象法と窒息の症状を覚えてくださいね。