こんにちは。本日は乳幼児の夏バテ対策についてお話致します。


夏バテの原因は、自律神経の乱れです。
自律神経は、体の機能をコントロールしている神経のことですが


「交感神経」と「副交感神経」が、体温調節、全身への血液循環、食べ物の消化など、生命維持に必要な機能を調節しています。
自律神経が正常に働くことで、健康な状態を保っています。

夏の高温多湿の中で、自律神経が体温を一定に保とうとすることで乱れがちになります。室温、湿度、栄養などにも影響を受けます。
そして、体の調節がうまくいかなくなることで夏バテが起こってきます。
乳幼児の夏バテ対策の為にどのようなことが必要なのでしょうか。


食事は冷やしすぎず常温程度のものを与えましょう。
冷たいものばかりになると、胃腸の温度が下がり、食欲不振になる可能性があります。
飲み物は食事の終わり頃にあげるように心がけましょう。
栄養バランスに注意し、たんぱく質を多く含む卵、肉、魚、大豆製品、野菜もとり、炭水化物に偏りすぎないように注意しましょう。
口当たりを良くして、赤ちゃんがうまく食べられるような工夫もしてみましょう。
暑さのせいで睡眠不足にると、それも自律神経の乱れ、消化器機能の低下、食欲不振になることもあります。

もし食欲が落ちた時には少量で栄養がとれるように具を多くすることも良いでしょう。

もし食欲が落ちてきた場合には無理はしないで、少量でも栄養バランスがとれるように、具だくさんのスープやみそ汁などがおすすめです。

母乳、ミルクはいつもと同じように飲ませ、麦茶なども与え、水分が十分にとれるようにしていきましょう。いっぺんに与えず、少しずつ与えるようにしましょう。

また、エアコンを上手に活用することが大切です。
就寝時のエアコンの温度は27~28度が理想です。冷やし過ぎに注意しましょう。


夏バテの症状を放置していると、手足のしびれ、吐き気、立ちくらみ、嘔吐などの熱中症の症状が現れ、重症化すると意識消失、けいれん、からだが熱いといったことが起こってきます。

症状は放置せず、食事やお湯にゆっくりつかるなどの入浴方法を見直すこともとても大切です。早めに予防、ケアをして、夏バテにならないように気をつけましょう。