【浜松感染】支援学校児童ら24人が体調不良 1人からノロ
静岡県教育委員会は20日、県立浜北特別支援学校(浜松市浜北区)の児童ら24人が嘔吐・下痢の症状を訴え、うち1人の児童からノロウイルスが検出されたと発表した。同校では今月16日、同市で多数の小学校児童らがノロウイルスによる集団食中毒を起こす原因となったパンを製造した菓子製造業「宝福」(同市東区)が納入した黒糖食パンが給食に出されていた。
県教委によると、小学5年の児童1人が同日夜になって、体調不良を訴えて翌日学校を欠席し、ノロウイルスによる食中毒と診断されたという。その後、17日から体調不良を訴える児童や職員が相次ぎ、20日には小学部児童と高等部生徒合わせた13人と、職員4人が欠席した。入院者は確認されていないという。
県教員は「パンが原因かどうかはまだ断定できない。保健所に調査を依頼している」として、一連の集団食中毒との関連を調べている。