5月に入ってから地元のエフコープを利用している。知り合いは加入を申し込んだら会員急増で対応できないと断られたそうだが、私はネットからすんなり申込むことができた。

商品も届きだしたが、時節柄とはいえ予想以上に欠品が多く閉口している。

これでは注文ではなくもはや仮注文の気分で、とても一週間の献立など立てられたものではないと早々に家人もぼやき始めたので、結局以前のように自転車を漕いで近所のスーパーへ買い出しに出掛けている。

繰り返しになるが、このご時世なので供給側の負担もかなり大きい筈だし、欠品が出るのも致し方ない。

しかし、この欠品がいわば受注調整という形で、ほんとうに調達できないものを欠品扱いにしているわけではないところに聊かの不満を感じないでもない。

たとえば昨日の配送ではプレーンヨーグルトが欠品扱いにされていたが、報道でも周知の通り乳製品は在庫過多で生産調整も出来ないため、特に牛乳やヨーグルトは酪農家の方が「各家庭、普段より1つ多めに買ってもらえると助かります」と懇願していたほどである。

にもかかわず、コープともあろうものがヨーグルトを欠品扱いにするのは一体いかなる料簡であろうか。

とにもかくにも色々期待を抱いてスタートしたコープライフは、序盤から大いに気勢を削がれている。

しかし考えてみれば、期待というものはそもそも〝する〟側の倨傲であって、期待されるほうはそれが励みになる場合もあるかも知れないが、大方の場合迷惑な話だろう。殊に商売のような売り手と買い手が対等の関係性においては。

私は人間関係については以前ほど期待しないよう、意識的にかなり冷めた視点をどこかに持つよう心掛けているが、モノやサーヴィスに関しては全くそういった部分が欠落しており、一方的に期待しては裏切られたと憤っている。

取り敢えずコープの注文は、カタログを吟味して選ぶやり方は当分止めにして、「届いたらラッキー」程度のいい加減な気持で注文用紙を提出するつもりである。