前回のブログの続きです。
暗い内容が続きます。
すみませんえーん





妊娠検査薬で陽性反応が出た翌日は偶然にも土曜日だったため、夫と一緒に産婦人科に行きました。

妊娠検査薬が陽性だったこと、
でもきっとダメな妊娠だと思うこと、
夫には前日の夜寝る前に話をしました。

夫は驚いていましたが、話を聞いて明日一緒に病院に行こうと言ってくれました。
私も夫もそれまでは妊娠しているかもしれないなんて思ってもいなかったので、悲しい気持ちよりもこれからどうしたらいいんだろうという不安が大きかったように思います。




近所の産婦人科は、前回の不正出血をストレスによるものと診断したところで、受付のお姉さんや看護師さんは私が妊娠検査薬で陽性だったことを告げるととても驚いていました。

その産婦人科は近所では比較的人気な感じで、人も多く、問診と内診をまとめてするようなところでした。
まとめてと言うと語弊があるかもしれませんが、Aさんと、Bさんと、Cさんがいたら、ABCを順番に問診に呼び、問診が終わり次第それぞれ別々の内診部屋に案内して内診台で待機させて、Cさんの問診が終わり次第Aさんの内診をする…というような感じです。(わかりにくくてすみませんガーン
こういうとこ多いんですかね?
あまり産婦人科行かないので分からないのですが、私はこのシステムものすごく嫌でした。

なぜなら内診台に乗せられて脚を広げて待機してる時間がやけに長く、ただでさえ恥ずかしくて苦痛なのに、近くにいる看護師さんがずっとEXILEのライブチケットの話をしていたからです。
私が幸せな妊婦なら全く気にならなかったのかもしれませんが、子宮外妊娠疑惑で不安の塊の私には本当に苦痛でした。

前回不正出血の時の診断にも不信感があったし(これは仕方がないことかもしれないですが…)、このEXILEの仕打ちを受けて、もし私が子供を産むことがあるとしてもこの病院では絶対産みたくないと思いましたムキー


内診の結果、卵管付近に血の塊があり、恐らく子宮外妊娠だろうとのことで、血液検査をして近所の総合病院への紹介状をもらいました。
手術になると思うから、産婦人科では対応できないからと説明されましたが、私としては願ったり叶ったりです。


内診後、近所に住む私の両親にも連絡して、病院まで迎えに来てもらい、総合病院の救急外来へ向かうことになりました。



紹介状の近所の総合病院は私が生まれた病院。
少し縁を感じました。

救急外来の先生は私より5歳〜10歳ぐらい年上の女医さん。
ハキハキ喋る私の好きなタイプの先生でした。
内診も前に行った産婦人科よりもすごく丁寧に見てくれて、エコーをもとに丁寧に説明してくれました。

先生は、
①卵管付近の血の塊があるので、おそらくここに受精卵が着床してしまったのだろうということ

②子宮以外の場所に妊娠してしまった場合、絶対に赤ちゃんは助からないということ

③このままこの場所で赤ちゃんが育ってしまった場合、卵管が破裂してしまう危険があり、そうなったらあなた(私)の命が危ないということ

④すぐに治療をする必要があり、ひとまず出血を止める点滴をして、その後、尿検査と血液検査の結果で治療法を決めるということ

⑤治療法は、最悪手術になること。今日から入院する必要があるかもしれないこと

をきちんと私でも分かるようにゆっくり話してくれて、そこでやっと私は自分の状況を受け入れることができました。

そしてすぐに処置室に移動しベットで点滴を受けることになりました。
救急外来の処置室は本当に凄いところで、子供の「痛い!痛いよー!!」という鳴き声や、お年寄りのうめき声が響いていて、私なんかがここにいてベットで横になってていいのかな?とずっと思っていました。
お腹の痛みはまだ少しあったものの、私の痛みのピークは1週間ほど前に越えていたのです。

この時両親は一度家に帰り、夫がずっとそばにいてくれました。
夫はもともと物静かなタイプなのですが、その時も口数は少ないもののずっと寄り添ってくれていて本当に心強かったです。


二時間ほど点滴を受けて(最中に尿検査を受けたりしつつ)、先生がベットにやってきて、

検査の結果、数値は低くはないけれど、赤ちゃんがどんどん大きくなってるような感じでもないのでひとまず手術はしなくてもいいことを伝えてくれました。

そして、「でも入院は最低3日してもらおうと思います。というのもね、心配だから。もしお家に帰してもしものことがあったら心配だから、3日病院で様子を見させて。」と。




いまだに理由がはっきりわからないのですが、
先生のその「心配だから」の言葉に、子宮外妊娠疑惑が発覚してから初めて涙が出ました。
安心したからなのかなぁ。
もしかしたら知らない間に自分を責めていたのかなぁ。
その時の気持ちは今思い出しても本当に不思議で、感情の白黒をつけるのが得意な私が、唯一自分の気持ちがわからなかった瞬間かもしれません。


そんなこんなで、緊急入院をすることになりました。