駅に停まっていた貨物列車に「えらい可愛らしい柄のが載っているな」と思ったら、ブルボンのコンテナでした。
よく見ると「青函トンネル通過禁止」と書かれています。
なんで?なんであかんの?
青函トンネルにどんな事情があんの?
不思議に思ったので、さっそく検索して、鉄道系のブログやらなにやら読んでみました。
結論から書くと、青函トンネルは火気厳禁なので通れない車両がある、ということでした。
青函トンネルはなにしろ長くておよそ54kmもありますから、中で火事なんて起きた日には大惨事になります。
絶対に、そんなことにはなりたくありません。
なので、火災防止のため火気厳禁で、ディーゼル機関車、気動車などエンジンを積んだ車両は通れず、冷凍コンテナに装備されているディーゼル発電機もトンネル内では止めなくてはならないのだそうです。
発電機が動いたままだとトンネルに入る前の信号が青にならない仕組みになっており、またトンネル内には熱感知装置もあるので、とにかく発電機を止めないことには青函トンネルを通れないのだとか。
冷凍コンテナの中には、GPSを装備して、青函トンネルを出入りするタイミングに合わせて自動で発電機の停止、起動ができるタイプのものもあるのだそうですが、その装備がない冷凍コンテナは、操作係の人を一緒に積んでおくわけにはいかないので、青函トンネルを通らないのだそうです。
で、通れないタイプのコンテナには、間違わないように、通れないぞ、と書いてある、と。
ということは。
このブルボンのコンテナは、自動ON/OFF装置がないタイプの冷凍車ということなのでしょう。
ケーキとかが入ってるんでしょうか。
混載の貨物列車はいろんな会社のコンテナが載っているので、見ていて楽しいです。