1『The Ring, the Watch, and the Wallet』
Gのライブ、レクチャーの話。
鬼「お前さあ、レクチャーレクチャーって喜んでるけど、あたいはそれ受けないわけだろ。そしたら4時間近くもあたいをほっておく気か?」
俺「うっ…だから一緒にうけようって…」
鬼「この甲斐性ナシが!( -д-) 、ペッ、財布と相談してからもう一度言ってみな」
お財布さんと相談中
俺「…お財布さんは『今回は少し苦しい』とのことでした」
鬼「ほら見ろ。だから言っただろうが!4時間だぜ?どうすんの?ねえどうすんの?」
俺「(キューンとなる俺の胃)じ、じゃあ、どこか大阪観光でもしてきてもらうとか…」
鬼「バカか貴様!あたいのような可憐な美少女が一人で歩いてて、万が一の目にあったらどうすんだ!」
俺「( ゚Д゚)!?」
鬼「こんなかわいいあたいだけに、それはあり得る」
俺「工エエェェ――(´д`)―――ッ」
鬼「だから街には出ない。どうすんだよ」
俺「じ、じゃあ…(思いつかねえよ!)」ヽ(`Д´)ノ
鬼「(ため息)本当自分勝手だなお前。いいかオイ、あたいは今回の旅行で楽しみにしていることがある」
俺「な、なんでしょう…」
鬼「それは『お前がマジックうまくなること』だ。仕方がないからホテルで待っててやる。その代わり絶対うまくなって帰ってこいよ」
俺「鬼子―――ッ!・゚・(ノД`)」
こんにちは。感涙にむせぶineedadrinkです。
鬼にもレクチャーを受けてもらいたいので予定を調整中のこのごろです。
さてさて。
今日はトミー様のマジック一発目。代表作『指輪、時計、財布』です。
現象:
マジシャンは今日、この会場に来る途中にスリに会った、と言う話を始めます。
そのとき取られてしまったといいながら、指輪、腕時計、財布を外し、封筒に入れていきます。
ところが封筒にはあて先が書いてあり、自分はマジシャンなので、無事に帰ってきたと自慢げに話し、
封筒をびりびりに破ると
中には
何も
入 っ て い ま せ ん 。
いつの間にか
すべて
も と の 場 所 に 戻 っ て い ま す 。
恐ろしい…なんたる完成度。すばらしいマジックです。
はじめてみたときは我が目を疑いました。
現象はすぐに始まり、シンプルでビジュアルです。なんらの怪しい動きもしません。
公明正大に品物を封筒の中に入れていきます。
それでもなお、この現象。
ぜひ本物が見たい!という方はフレンチに動画がありましたのでどうぞ。
絶対DVD欲しくなります。
また、とても派手な現象のためオープニングにぴったりです。封筒に名前を書いておけば自己紹介の際にも名前を覚えてもらいやすくなると思います。
またトミー様のショーマンシップときたら。俺は「ヤメラレン」を飲んだのび太のようですよ。
「きーっ、ジャイちゃーん!」みたいな。
難易度的には…それほどでもありません。手順を覚えていくだけです。あとは見せ方。
ただし…おっとこれ以上はやめておきましょう。
うかつなことをしゃべると、ここに来る前に出会ったスリに指輪、時計、財布だけでなく命をも取られかねません。
あんまり大きな声では言えませんが、このマジック、
難しくはありませんが簡単ではありません。
このDVDは、説明の前に注意書きが出るようになっており、
「初心者立ち入り禁止!」
とデカデカと書かれているんですが、まさにそのとおり。
説明を聞いただけでは、マジックをはじめたばかりの人は何がなにやらわからないでしょう。
解説自体は比較的丁寧なんですが、用語はバリバリ専門的。
スキーで言ったらダウンヒル、みたいな。
でもそれだけであきらめるには惜しすぎます。ぜひチャレンジしてみてください。
まさに魔法。
「こうやってすべて俺のところに返ってきた…でもまだ返ってこないものがあるんだよ。それは君の心
ここまで書いてたら首筋にすごい殺気を感じたのでこの辺でやめておきますが、このマジックは本当にいいですよ!
これひとつだけでマジックを終わらせた場合、間違いなく次回も「何かやってくれ」と言われることでしょう。
難易度…★★★
効果 …★★★