キク科精油のカモマイル・ジャーマン
セスキテルペン炭化水素のカマズレン、
抗ヒスタミン作用が有名です。
(ナード山梨農場にてジャーマンの摘み取り 2013年6月)
精油は、水蒸気蒸留によりマトリシン(無色)が
カマズレン(藍色)になります。
イソプレン3単位からなるためセスキテルペンの一種で
『アズレン類』になりますが、
古くから、消炎作用や創傷治癒作用が知られています。
また、アズレンの薬理作用として、
ヒスタミンの遊離抑制作用や白血球遊走阻止作用、
そして、抗潰瘍作用も・・・。
先日のイネド・フィト(植物)の会では、
カモマイル・ジャーマンのもつ抗ヒスタミン作用を
Ⅰ型アレルギーと結び付けてメカニズムを
お話しさせて頂きました。
そして、抗ヒスタミン薬とも関連づけていきます。
ヒスタミンは、末梢では、肥満細胞や好塩基球内に
大量に含有され、アレルギーを引き起こします。
しかし、脳では、ヒスタミン作動性ニューロンは、
視床下部の結節乳頭核に存在し、
・覚醒作用
・嘔吐誘発作用
・食欲抑制作用
・抗痙攣作用があるとか・・・。
抗ヒスタミン薬が乗り物酔い止めに入っていることや
抗ヒスタミン薬の入った風邪薬を服用すると
眠くなることも納得ですね・・。
つまり、「ヒスタミン」
末梢と脳とは、受容体の種類も作用も異なります。
わたし達が精油を使用するにあったても
薬理作用やメカニズムは複雑で、
脳や身体の仕組みを知ることの重要性が
ここにわかります。
だから、おもしろいアロマの世界・・
生涯に渡って学べるツールです。
今日は、アロマハウス イネドにて
・アロマ基礎応用コース
・ナード アロマ・アドバイザーコース
・ナード アロマ・インストラクターコースを
開催させて頂きました。
一緒に学ぼう、アロマテラピー~