○色彩俳句688・ももいろ2・竹内悦子01・2025-02-19(水)
○「春はももいろ裏山に鳥のこゑ」(『喜悦』2020)(竹内悦子01)
○季語(春・三春)(「→大井恒行の日日彼是」より引用)→色彩俳句-索引1索引2索引3索引4索引5】【→俳人一覧(いいいたうえくけこすせそちつてとにぬねのはひふへほみむめも)】【→俳句結社索引

【鑑賞】:春の色はやわらかいひらがなの「ももいろ」。ところどころ、ももいろをあしらった裏山に春の鳥が啼く。


竹内悦子(たけうちえつこ)
○好きな一句「天竺へ毛毬ころがす七変化」(『喜悦』2020)02
○季語(七変化・仲夏)(引用同上)

【Profile】:1933年大阪市出身。→岡井省二に師事。「槐(かい)」同人。


○挿絵俳句688a・錠剤を・鎌田透次702a・2025-02-18(火)
○「錠剤をビールで流す雨水かな」(『遠景』2025)(鎌田透次702a)【→Haiku and Illustrationへ →第15句集50句へ】
○季語(雨水・初春)

when the snow
starts to thaw
drink pills with beer / Touji

【鑑賞】:今回の季語は「雨水(あまみず)」ではない。「雨水(うすい)」である。体内へ流し込むのは「雨水(あまみず)」ではない。

○五感俳句688・感情62寂寥8・吉野秀彦01・2025-02-17(月)
○「隕石の道のり淋し春の夜」(『音』2019)(吉野秀彦01)
○季語(春の夜・三春)(「→朔出版」より引用)【→五感俳句-索引1索引2索引3索引4索引5【→俳人一覧(いいいたうえくけこすせそちつてとにぬねのはひふへほゆ~)】【俳句結社索引

【鑑賞】:隕石が地球に近づくまでの遠い道のり。春夜に独り思いを寄せる。隕石にも孤独はあるのだろうか。「二十億光年の孤独(谷川俊太郎1931.12.15-2024.11.13)」。上京直後に下落合の図書館で読んだ記憶がある。詩の巨星が夜空に瞬いた。


吉野秀彦(よしのひでひこ)
○好きな一句「地に触れてみな魂魄や春の雪」(『音』2019)02
○季語(春の雪・三春)(引用同上)

【Profile】:1959年生まれ。少年時代「野の会」主宰・→楠本憲吉に私淑。2008年より「小熊座」主宰・→高野ムツオに師事。炎天寺一茶まつり全国小中学生俳句大会主宰。真言宗豊山派布教研究所指導教授。炎天寺住職。「小熊座」同人。

○次元俳句688・昔(むかし)(時間)5・鈴木渥志01・2025-02-16(日)
○「魚は氷に上がりきのふといふむかし」(鈴木渥志01)
○季語(魚氷に上る・初春)(「『俳人年鑑』2004年版(北溟社)」より引用)【→次元俳句-索引1索引2索引3索引4索引5忌日祈念日俳句】【→俳人一覧(いたうえぬねはひへほみむめもゆ~)】【俳句結社索引

【鑑賞】:「魚は氷に上がり」は七十二候で、立春の節の第三番目の候で2月14日~18日。いわばこの句の時制である。春を迎えて昨日は次々に昔となっていく。


鈴木渥志(すずきあつし)
○好きな一句「鯉は身にうろこの鎧初ざくら」02
○季語(初ざくら・仲春)(引用同上)

【Profile】:1935年静岡県出身。「海原(うなばら)」(1995年神奈川県厚木市にて→木内彰志創刊。師系:→秋元不死男・→鷹羽狩行。→木内怜子継承。2013年終刊。)同人。神奈川県横浜市在住。


○挿絵俳句687b・春一番・鎌田透次701b・2025-02-15(土)
○「春一番別れて同じ番台へ」(『遠景』2025)(鎌田透次701b)【→Haiku and Illustrationへ →第15句集50句へ】
○季語(春一番・仲春)

the first wind of spring-
we part ways and head to
each public bath counter / Touji

【鑑賞】:今日は「春一番名付けの日」。線路に沿った商店街。西武池袋線練馬駅と桜台駅の中ほどにある銭湯へ。