2020年8月下旬の千葉県浦安市散策の続き。
境川沿いを歩いて、「境川西水門」を通り、浦安橋で旧江戸川を渡った後は、「善徳寺」に向かいました。
境川・境川西水門・浦安橋・江戸川のレポ
浦安橋を浦安市側から江戸川区側に渡ってすぐの右手の路地に入ると、左側にお寺が見えて来ます。
こちらは、「善徳寺」。
境内に入ると、題目塔。
浄行菩薩。
南無大師釈迦牟尼仏
境内を進んで、本堂。大きいですね~
「善徳寺」から路地を更に奥に進むと、道端に大きな樹木が見えて来ました。
根元近くから二股、四股に分かれていて、ビックリ!
江戸川区保護樹に指定されているんですね。
更に進んで行くと、またお寺があるんですよね。
こちらは「清光寺」。
浄土宗で安照山太子院と号し、文亀2年(1502)徳誉法印が開山。
本堂は、阿弥陀三尊の木造立像、法然上人と善導大師の像を祀っています。
■中世の館・長島高城の推定地
小田原北条氏が関東一円を支配していた時代の記録「小田原衆所領役帳」には、江戸川区内の十六の郷村名が登場し、その中に「長島高城」という記録があります。
寛延2年(1749)青山某の書いた「葛飾記」に「此所は昔、長島殿と申す城主の城下の湊のよし」と記述されていることから、これが「長島高城」と呼ばれた中世の館の存在をうかがわせる発端となり、清光寺の周りは、古くから交通の要衝として栄えた土地であり、城館にちなむ小字がとりまくように残っていて、長島高城が館とすれば、現在の清光寺の境域にあったのではないかと考えられます。
■葛西大師まいり(区登録無形民俗文化財)
「清光寺」は「葛西大師まいり(長島・桑川組)」の巡拝する霊場の一つ。
葛西大師まいりは、葛西地区の弘法大師を祀る霊場を巡り、万霊を供養し二世(現世と来世)の安楽を願います。
■木造奪衣婆坐像(区指定有形文化財)
像高71.6cm、室町時代後期(15世紀後半頃)の作で、三途の川の畔で死者の衣を奪い取るという鬼女の姿を造形化した坐像。寄木造で、江戸川区内では類例の見られない貴重な作例です。
境内を進み、鐘楼。
境内には、旧日本軍の軍人さんの墓標がありました。
こちらにも…
こちらも…
幾つも並んでいて…
「清光寺」の本堂。
こちらは、旧海軍の兵隊さんの碑。像になっていますね。
「旅たちの法然さま」
覆い屋の中の石像は…
弘法大師像でした。
「清光寺」から路地を更に進むと、またお寺が見えて来て…
こちらは、「正円寺」。
文明年間(1469~1486)以前の草創と伝える旧長島村の古刹。
良範法印(没年・文亀元年1501)が中興し、当寺第一世となっていて、新義真言宗、海宝山地蔵院と号し、本尊には延命地蔵菩薩像を祀っています。
文政7年(1824)に二十世信剛和尚が堂宇を改築。
安政の大地震で屋根瓦が落ち、昭和39年、現在の本堂に改築されました。
■庚申塔(寛文三年銘)
笠付角柱型の庚申塔で、正面に「奉造瑩庚申結衆二世安楽」と刻まれ、台座に三猿が描かれています。
庚申塔は60日に一度巡って来る庚申の日の夜に、眠っている人の体内から三尸という虫が抜け出て天帝に罪過を告げるという道教の教えに由来する庚申信仰の信者によって建てられました。門内左側にあります。
境内に入ると、左手に朱の鳥居があって…
その奥の祠には、お稲荷さんが祀られていました。「稲荷神社」になりますね。
鐘楼。
鐘楼の足元には、6基の石仏が…お地蔵さまではないですね…
おっ!こちらが六地蔵のようです。
境内を進み、「正円寺」の本堂。
「その2」に続く。
善徳寺
東京都江戸川区東葛西3-9-17
清光寺・長島高城跡
東京都江戸川区東葛西3-3-16
正円寺(正圓寺)
東京都江戸川区東葛西3-4-22
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