2021年5月1日の木屋瀬宿・直方・桂川散策の続き。
「長崎街道木屋瀬宿記念館 みちの郷土史料館」を見学し、「長徳寺」をお参りした後は、「須賀神社」に向かいました。
長崎街道木屋瀬宿記念館 みちの郷土史料館(その3)・長徳寺のレポ
「長徳寺」から山門に向かって左手に進んで行くと、レンガ積みの蔵のような建屋が見えて来ます。
その手前の塀も、煉瓦積み♪歴史を感じます!
塀が切れた所から中に入ると…おお!?社殿!?ここは神社だったのか~
社殿の脇には、御社があって…こちらは「稲荷神社」。
その隣には、「工神社(たくみじんじゃ)」の御社。御祭神は、手置帆負神、彦狭智神。
その横には、「厳島神社」の御社があって…
拝殿を横の方から…
社殿の正面に回ります。
拝殿に近づいて…
扁額には「須賀神社」とあります。こちらは、「須賀神社」というんですね。
「須賀神社」の社殿の横に、鳥居がありました。扁額には「恵毘須社」とあります。
鳥居をくぐり、「恵毘須社」の御社…石祠なんですね。
社殿正面の参道を進むと、鳥居があって、くぐってから振り返って…
また、横から境内に入ってしまいました…汗
参道脇の建屋。扁額には、「参籠殿」とあるようです。
手水所。
由緒書き「木屋瀬盆踊(通称 宿場踊)」。福岡県指定無形民俗文化財。
享保年間(1716~1736)に木屋瀬の人がお伊勢参りをした時、その土産にと習って来た伊勢音頭に、大名行列の供奴の仕草や掛け声を取り入れて作ったものと言われていて、地元で宿場踊と称しております。
踊り手は道中姿を連想させる扮装で、囃子は太鼓と三味線。踊りの種類は並手(思案橋)、次郎左(じろさ)(みやこ)、本手の三種類で、並手の男踊りは「おてんき、ひめじょ、さんばそう、うしろ、みざを、とあみ、かじや(やじろべえ)」とテンポの速い7つの変手(かわりて)があります。
由緒書き「木屋瀬祇園宿場祭」
須賀神社に古くから行われている祇園祭で、毎年7月12日13日に近い土、日曜日に行われています。
昔の山笠は、参籠殿に保存されている絵馬のように高さ9m以上もある「岩山」で、はりぼての岩を高く積み上げ、人形を飾っていました。
大正初期の電線架設以来低くなり、現在は4mほどの人形飾山になっています。
本町六町の赤山笠と新町七町の青山笠の2台の山笠が、町中を練り回り、夜の8時、2台の山笠が勢い太鼓の響きに合わせて境内に走り込みます。これを初日は「奉納」、2日目は「宮入」といい、祭の最大の見せ場となっています。
境内では、初日の奉納の後に、祇園太鼓、木屋瀬盆踊り(宿場踊り)、2日目の宮入りの後に、民謡舞踊などの催しが行われます。
福岡県には、祇園山笠が、博多や小倉、戸畑の他、木屋瀬にもあるんですね♪
知らなかった…涙
「宗祇碑」
「中島橋記念碑」
こちらの建屋は…背が高いですね~
銘板には、「筑前木屋瀬 祇園山笠会館」とありますので、中に山笠が格納されているようです。
「北九州市誕生」と刻まれた句碑もあって…
参道を更に進み、もう一つの鳥居をくぐり、振り返って、パチリ。
保存樹のクロガネモチ。大きいな~♪
石碑が並んでいる空間もあって…
「須賀神社」のお参りを終えて、長崎街道に戻ります。
煉瓦塀の門を持つ御宅があって…渋か~♪
こちらの御宅も趣がありますね~♪
屋根の下の部分に、鏝絵が!素晴らしい!
こちらの御宅も風情がありますね~
御宅の前に、由緒書きがありました。「船庄屋跡(梅本家)」。
江戸時代、木屋瀬には年貢米の集積場である本場(米場)が置かれ、その輸送は権利を持った24艘の川ひらた(川舟)に限られていて、この24艘の管理が船庄屋の仕事です。
梅本家は屋号を「油屋やましも」と称し、江戸時代は酒造業、明治に入り醤油醸造業を営んでいました。
この建物は江戸時代末期の建築で、木屋瀬を代表する町家の一つで、平入の切妻造、外壁は大壁造で、かつて屋根は草葺で、角座敷は明治5年(1872)の建築です。
かつて舟運を取り仕切っていた御宅なんですね(^^) 立派な訳だ!
「須賀神社」をお参りし、「船庄屋跡(梅本家)」を見学した後は、長崎街道を更に進んで行きました。
その様子は、また後日。
須賀神社
福岡県北九州市八幡西区木屋瀬3-19-1
船庄屋跡(梅本家)
福岡県北九州市八幡西区木屋瀬4-7-7
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