2019年8月13日の山口県山口市歴史散策レポの続き。
「山口県政資料館」の続き。
武徳殿・山口県政資料館（旧山口県庁・旧山口県会議事堂）（その１）のレポ
続いて、知事室。
絨毯が左に折れていていますので、左を向いて…
知事室は角部屋になるんですね、二方向に窓があって、明るいお部屋でした。
知事室の隣のお部屋は、知事応接室。
その隣のお部屋は、参与員室。議員の質問などに対して答弁する知事や副知事、出納長、県の部長などが控室として利用した部屋になります。
その隣は、書記室。県議会の記録や議長・副議長の書記事務を受け持った議員の部屋になります。
廊下に出て…
こちらのお部屋は、議長副議長室。
議長副議長室に入って…
天井は格天井のようなデザインで、面白い！
窓の外を見ると、玄関の庇が！建物の真ん中辺りになるんですね。
議長副議長室の隣は、議長応接室で…
窓際には、展示ケースがあって…
右から、大正4年（1915）兼会議事日誌、防長大学期成同盟会趣意書および県会建議書可決の模様、大正十年山口県通常県会決議録、になります。
こちらは、通常県会日誌（第1回）（右）、明治12年（1879）山口県会議員姓名表（左）。
明治12年（1879）に開かれた新制度に基づく第1回県会の議事録になるそうです。
その左には、「非廃県運動 明治36年（1903）」の新聞記事。
山口県を配して広島県あるいは福岡県に、もしくは周防・長門部分割統合案など廃県案が当時の帝国議会に提案され、県会は反対運動を展開しましたが、その時の模様を伝えた防長新聞の記事になります。結局、議会解散の為、流案となりました。
歴代県議会議長の写真も展示してあって…
そのまた隣のお部屋は、委員会室。
委員会のそれぞれの所管事項を調査し、付託された議案・請願などを審議した部屋になります。
こちらは、参事会場。議会閉会中に緊急に審議・議決を必要とする事件が発生した際などに議会の副議決機関として置かれた参事会（知事・高等官2名、名誉職参事会員4名で構成。参事会員は議員の互選による）が開催された部屋になります。
「旧山口県会議事堂」の模型もありました。
模型を横から眺めて…
反対側も…
黒っぽい石も展示されていました。
こちらは、屋根材に使用されている天然スレート。宮城県牡鹿半島にある雄勝町で採掘されるもので、玄昌石という粘板岩の一種で、黒くきめ細かく、鈍い艶があるのが特徴です。
層状に割れる粘板岩の特性を利用し、182mm×364mmの大きさで6mmの厚みにカットし、2ヶ所に穴を開け、ステンレス釘により野地板に取り付けてあります。
階段を下った先にドアがあって、その奥に椅子が見えました。
階段を下って、ドアから入ってみると…おお！
議会の傍聴席になるんですね！
説明書き「傍聴席」。
県議会の傍聴席で、左右が新聞記者席、その他が一般の人たちの席で、立ち見の傍聴人で埋め尽くされることもありました。
天井のデザインもステキだな～
傍聴席を一回りして…
「その３」に続く。
山口県政資料館（旧山口県庁・旧山口県会議事堂）
山口県山口市滝町1-1
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