2018年10月20日の弘前散策の続き。
「百石町展示館」「日本基督教団弘前教会」「カトリック弘前教会」と見学した後は、「旧笹森家住宅」に向かいました。
百石町展示館・日本基督教団弘前教会・カトリック弘前教会のレポ
「カトリック弘前教会」から、弘前城跡である弘前公園に向かい、お濠に沿って北側に向かうと、「弘前城四の丸北門」があります。
「弘前城北の郭北門」の由緒書き。別名「亀甲門」と言うのですね。
現在は搦手門ですが、築城当初は大手（正面）の門として建設された城門で、現存する他の4棟と比べ規模が大きく、銃眼がないなどの特徴を持っていて、「大光寺城」（現 平川市）の城門を移築したという伝承を持ちますが、転用材が多いことなどからも、中世以来の系譜を持つことが想定される城門です。重要文化財。
かつて、大手門として建築されただけあって、大きくて威厳がありますね～スゴい！
「弘前城北の郭北門」の正面には、昔ながら町家があるんですよね。それもデカい！
こちらは、「石場家住宅」。こちらもまた、重要文化財です。
現在、個人宅・酒屋として、使用されている建物なんですが、内部を見学することができます。入場料大人100円。
昔ながらの箱階段もあって…
座敷には、囲炉裏がありました。ピンボケで、すみません…
土間もやたらと広い！こちらもまた、ピンボケで…涙
土間には、井戸もありました。昭和40年頃まで使用されていましたが、水質悪化と、文化財一般公開に際し、安全を考慮して、埋めてしまったそうです…
奥の板間にも、囲炉裏があって…こちらもピンボケ…照度が取れなかったようで、すみません…涙
土間の奥には、蔵がありました。
土間の奥から振り返って…
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石場家は代々清兵衛を名のり、屋号を㋝（マルセ）と称して
藩内のわら工品や荒物を扱っていた商家である。建物の建築年代は明らかでないが、形式手法からみて、江戸時代中期と推定される。
この住宅は規模が大きく、釿で角材に仕上げた
大きな梁や指物さしものを使用するなど豪壮な構えとなっており、また座敷部分の造作も優秀で、津軽地方の数少ない商家の遺構として貴重なものである。（弘前市HP）
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昔の看板。「登録商標 みづほ化成肥料」とあって、「大日本人造肥料株式会社特約 石場商店」ともありますね。
建物内部の見学を終えて、外に出て…「煙草」「藍」の看板がありますね。
2階の格子も渋いな～♪
弘前市のマンホール蓋。名産のリンゴがデザイン化されているんですね。
「石場家住宅」の脇の道路を進み、一つ目の四つ角を左折すると右側に黒い門が見えて来ます。こちらは、「旧笹森家住宅」。
「旧笹森家住宅」の由緒書き。
宝暦6年（1756）「御家中屋舗建屋図」（武家住宅図台帳）に、佐々森（笹森）傳三郎の家として、平面図が記載されていて、建築当初、弘前市仲町伝統的建造物群保存地区内北東部の小野氏から市が寄贈を受けたもので、解体した部材を一時保存し、平成24年に現在地に移籍復元しました。
建築年代が江戸時代中期で、同保存地区内で現存する最古の武家住宅として確認でき、座敷、常居等主要な部分の間取が建築当初から変わらず、部材も当初からのものが多く残っていて、弘前城下における中・下級の武家住宅の建築様式を伝える遺構として極めて重要です。
「旧笹森家住宅」に近づいて…
由緒書き「旧弘前藩諸士住宅（国指定重要文化財）」
この「旧笹森家住宅」は、「旧弘前藩諸士住宅」と言われているんですね。
建物の周りを一回りして…
建物内部も見学して…囲炉裏がありますね～
こちらの座敷にも囲炉裏が…
天井を見上げると、太い梁が見えていて…
隣の座敷には、甲冑も置かれていました。
床の間には、掛け軸と日本刀が展示されていて…
お庭。
こちらは、玄関でしょうか…土間があって…
「旧笹森家住宅」の内部の見学を終えて、外に出て、建物を今一度…
「弘前城四の丸北門」「石場家住宅」「旧笹森家住宅」を見学した後は、「旧伊東家住宅」に向かいました。
その様子は、また後日。
弘前城跡・弘前公園
青森県弘前市下白銀町１
石場家住宅
青森県弘前市亀甲町88
旧笹森家住宅（旧弘前藩諸士住宅）
青森県弘前市若党町72
弘前市仲町伝統的建造物群保存地区
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