2020年2月下旬の福島県郡山市歴史散策の続き。
「開成山大神宮」をお参りした後は、「郡山市開成館」に向かいました。
開成山大神宮(その2)のレポ
「開成山大神宮」から、国道49号線を南に進み、開成2丁目交差点を右折。緩やかな坂道を登って行くと、右側に、「郡山市開成館」があります。
「郡山市開成館」の案内板。
明治7年(1874)区会所(郡役所の前身)として建築された「開成館」、「安積開拓官舎(旧立岩一郎邸)」、「安積開拓入植者住宅」の「旧小山家」「旧坪内家」が見学できるんですね~
入館料は、大人200円。
敷地内に入ると、昔の建物が見えて来ます。
こちらは、「安積開拓官舎(旧立岩一郎邸)」。郡山市指定重要有形文化財。
安積開拓の中心的役割を果たした「福島県開拓掛」の職員用に建てられた官舎で、明治7年8月落成の「開成館」とほぼ同時期に建てられ、明治12年に視察に訪れた伊藤博文・松方正義もここに泊まりました。
県開拓掛に着任した立岩一郎もここを宿舎としましたが、明治14年11月に官を辞した時、県から払い下げを受け、以来、立岩家によって守られ、昭和63年に郡山市に寄贈され、開拓創業時の姿に復元されました。
「安積開拓官舎(旧立岩一郎邸)」の外観をじっくりと…
なかなか大きな建物ですね~
建物の中に入って見学することができるのが、嬉しい♪
置かれている家具には、手燭(手前の机の上)や「柳行李(やなぎこうり)」が置かれていて…
手燭は、手で持ち運べるようにした照明器具で、ろうそくを立てて使用したもの。
隣の座敷には、床の間があって…
床の間の右の押入の襖が水色で鮮やかですが、「五枚貼り襖」といい、1枚の襖に5枚の襖紙が貼り合わされています。この模様は、当時使用されていた襖を元に再現したもので、斬新な明治初期のデザインに驚かされます。
床の間には、立派な書がかけられていました。
床の間の手前に、行灯。
由緒書き「明治政府高官が宿泊した福島県一番官舎」
立派な額も!
この扁額は、「茂松清風舎」。明治12年(1879)伊藤博文内務卿と松方正義勧農局長たちが、安積疏水の起工式に来郡した時、この部屋が宿舎となり、松方はその時の感想を書に残したもので、意味は「松が茂り、清らかな風が入ってくる」。「海東」は松方の号です。
隣の部屋に移動。
このお部屋には、神棚があって…
暗いので、フラッシュを使ってみました。
次のお部屋に…
更に奥に進みます。
板間に囲炉裏が切ってありますね~♪
天井を見上げて…屋根裏と梁がよく見えて、いい~♪
お風呂場。
こちらのお部屋には、資料が展示されていました。
「愛松友竹山房地」
明治13年(1880)久米由太郎(久米正雄の父)から立岩千秋(立岩一郎の父)に贈られたもので、現「安積開拓官舎」の明治13年当時の様子や、千秋の生活の様子が書かれています。
「立岩一郎伝」や、写真も展示されていて…
立岩家の家族写真に、「開墾地無代御下渡願(明治20年/1887年)」。
「貸家御払下願(明治14年/1881年)」(左)、「分草実録」(右)。
縁側。
「その2」に続く。
郡山市開成館
福島県郡山市開成3-3-7
安積開拓を詳しく知りたい…
郡山市に来たら、買って帰りたいお土産!柏屋の薄皮饅頭♪
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