日本ってところは、
飲み会なんかでパートナー(奥さんや旦那さん達のこと)に対しての愚痴が出ることが多いと思います。
特に人前で話す場合に、
へりくだって話すとされている言葉、
例えば「愚妻」というのがあります。
本来は「私のような愚かな私(夫)に付き合ってくれる妻」
というのが意味らしいが、
本来の言葉ではなく
あまり良い意味で発してる言葉でないように聞こえます。
もっとも、
「うちのダンナときたら・・」とか
「グータラ亭主・・」とか
夫に対するネガティブな呼び方は多いし、面白い言葉も多いですが(笑)
さて。
「パートナー関係(夫婦関係)で悩んでいる人、メッチャたくさんいる」と感じます。
なんだか調べれば調べるほど、
円満で居続けられる難しさは痛感します。
表題の「良い関係性を築くのが難しい」理由ですが。
まず一つ目として思いつくのは、
■ ”パートナーを大切にしようとするインセンティブが弱い”
#インセンティブ:見返り、報酬、動機付け
例えば、会社で部下に感謝を伝えるとか、
チームの為に何か先陣を切って行うとかをすると、
結果チームの雰囲気がよくなって
業績が上がったり、
評価が上がったりするかもしれない。
でも、パートナーに「ありがとう」と言っても誰も見てないし、
何かがもらえるわけでもない。
#メリットが見えにくいですよね
やらなくなる動機は置いておきますが、
これも最初の内はやってたはずなんですよ。
相手が喜ぶこと、感謝を伝える事も。
でもそのうちにやらなくなっていく。
お互いに。
ここも「自分がやってるんだから、相手もやるのは当然」と。
逆を言えば「相手がやらないなら、自分もやらないよ~」と。
これはインセンティブが弱いという“構造”の問題だと思う。
言い方は悪いが、
「仲良くしたって得しないなら、自然にしなくなっちゃいますよね~」って事だろうと。
要は、相手から受け取るメリットが少なければ少ないほどやらなくなる。
2つ目に、
■ ”作業が地味”
■ ”パートナーシップを築いていく要素に派手さがない”
これは何かのアンケートの結果を受けてだけど、
「パートナーシップのコツは何ですか?」という問いに対して、
「思いやり」
#めっちゃ普通のコトなんだけど
ってのがブッチ切りの1番になるらしく。
結局、夫婦仲を良くする方法って
「相手の立場に立つ」とか
「感謝を伝える」とか、
毎日コツコツ続けるようなことしかなくて、
すごく地味だし意外に難易度が高い。
それに何かやらかした時に、対応できるような派手な一発逆転策が無い。
必然的に、やり続けられる人は少なくなってきますよね。
3つ目に、
■ ”パートナーシップを学ぶ場がない”
#みんな探り探りなんだろうね
「恋活本」
「婚活本」は
巷にあふれてるけど、
結婚した後、どうすればいいのかを教えてくれる本とかって少ないんです。
もちろん、
学校で教えてくれるわけでもないですし、
映画やドラマも
「両思いになってめでたしめでたし!」で終わっちゃいますよね。
むしろ“マイナス”を扱ったコンテンツのほうが圧倒的に多いです。
「仮面夫婦」
「家庭崩壊」
みたいなマンガとかドラマとか。
ただここに関しては、
脚本内容自体がマイナスに振っていた方が好まれるってのがあるし。
「この人より私の方がまだマシだわっ」って救われるように思えるんでしょうね・・・。
まぁ、良くも悪くもです。
そんな幾つかの理由があるので、苦労する人は多いのだと考えてます。
と、
ちょっと長くなってきたので、一旦このへんで。。
次回、解決策をちょっとだけ深堀してみたいと思います。
#ちょっとだけよ