今回は先生のハイテンションさも加わって、メリハリが出てきました。
これまでより面白くなってきたのではないでしょうか。
・写真の人
昔の軽音部のアルバムが出てきました。
無駄に前髪を伸ばした、パンキッシュな女性メンバーの写真。
「いつの時代のバンドだよ、ってかんじだよな~」と笑う律でした。
ん?でもこの写真の人って……。
・顧問
ところで、ちょっと前まで「メンバーが足りないと廃部になっちゃう!」とか言ってた軽音部メンバーでしたが、
今回、軽音部が正式な部として認められてないことがわかりました。
4人が部室でお菓子とか食べてる間に、書類の上では廃部になってました。衝撃の事実です。
生徒会の和によると、どうやら届けを出していないから認められてないのだそうです。
で、届けの書類を書くためには、顧問の名前が必要です。
軽音部の顧問とはいったい誰なのか。
……いませんでした。
もう駄目駄目です、軽音部。
・さわちゃん先生
顧問として、4人はさわちゃん先生をターゲットにします。
音楽ができるし、おしとやかな態度から人気が高い。
顧問としてはこの上ない人材です。
しかし、さわちゃん先生は吹奏楽部の顧問なので兼任はちょっと……と断ります。
・先生、走る!
唯は先生に、昔の軽音部の写真のことを話します。
それを聞いた先生の態度がおかしく……。
先生はアルバムがどこにあるのか聞き、部室にあるとわかった途端に走り出します。
砂煙を上げ、妙な迫力を出しています。
途中にある障害物も、ジャンプやスライディングで華麗に避けます。
おしとやかキャラで通っているので、よほどあの写真の黒歴史を表ざたにしたくないのでしょう。
でも、自分が今まさに黒歴史を作っていることに気づいてください。
ジャンピングやスライディングはどう考えてもおしとやかキャラ崩壊です。
ていうか、写真に辿り着くのが軽音部のみんなより先ならいいので、妙な身体能力使ってまで急がなくてもいいと思います。
・顧問決定
結局、写真は既に剥がされていました。
回収失敗……
先生は自分の恥ずかしい過去をばらされないために、軽音部の顧問になることになったのでした。
脅迫で顧問が決まるなんてこと、おじさんの時代では考えられなかったよ。
世も末です。
・歌詞
続いて、学園祭に向けての練習。
そこで先生の指摘により、ボーカルがいないし歌詞も決まっていないという事実が発覚。いや、気づけ。
これからもこんな感じで、軽音部のぬるさは先生がサポートしていくんでしょうね。
とりあえず、歌詞を書くことにした澪でした。
完成した歌詞は次のようなもの。
「キミを見てると いつもハートDOKI☆DOKI 揺れる思いは マシュマロみたいにふわ☆ふわ」
…………。
恥ずかしい上に、なんかありがちだよこの歌詞!
しかしまあ、ここでいったん「ひでえ」と思わせといて、同じ歌詞のままクオリティ高いライブシーンを描いてドギモを抜こうってのが京アニの作戦なのかもしれませんね。
・ボーカル
ではこの歌詞を、一体誰が歌うのか。
澪は、「そんな恥ずかしい歌詞歌えない~」と全力で拒否します。
んなもん人に歌わすなっ!
そこで今度は唯が立候補します。ニートのくせに、意外と目立ちたがり屋です。しかし唯、歌うときはギター弾けないし、ギター弾いてると歌が歌えません。
ニートはニートでも、「歌ってみた動画」とかupしてる感じのニートなのかもしれません。
まぁ気持ちはわかりますが……。
・閑話
なんか唯を見てたら、中島らもの書いた舞台台本「ハードロックじじい」のギャグを思い出しました。
主人公はロッカーなのですが、金がなくてギターのネックしか買えなかったので、ネックだけ持って、口でギターの音を出してるという話でした。
しかも、主人公はサイドギターとボーカルを兼任するのです。
練習中、メンバーは主人公に向かってキレます。
「なんでふたつ同時にでけんへんねん!」
主人公は逆ギレします。
「できるかいっ!」
……けいおんの話からえらく脱線してしまいましたね。
・澪、ボーカルに立つ!
唯はギターとボーカルを同時にやる特訓を先生としますが、練習のし過ぎで喉を枯らしてしまいました。
結局、ボーカルは澪がやることに。
恥ずかしい歌詞は、自分の身に返ってきました。人生最大のピンチです。
いきなりのライブで歌えるようになるのは難しいだろうなぁ。
恥ずかしがり屋の澪は、うまく歌えるようになるのでしょうか。
そんなわけで、次回は学園祭。
……早いなあ。
練習のリアリティとか重視するアニメじゃないのはわかってたけど、もう学園祭でライブかぁ。
ハルヒの学園祭シーンみたいに、クオリティ高い音と映像を用意してるんでしょうか。
次回は必見になりそうです。
ただ、ハルヒには「なんでも器用にこなす」「突発的に何かを始める」という属性があったから、いきなりクオリティ高いライブをキメても違和感なく乗っていけましたが……。
ろくに練習シーンもないまま、次回いきなりハイクオリティな演奏をされても、感情移入できるでしょうか。
そこがちょっと気がかりです。