仮面ライダーディケイド 5話「かみつき王の資格」感想 | 思考回路はニート寸前!

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「愛って、一体なんなんだろう……」「私だ」「お前だったのか」

なんだこのタイトル。

ともかく、キバ世界編は今回で終了。たった2話だったので、だいぶ急ぎすぎな感がありました。

もう少し描写が丁寧で感情移入できればなぁ。

前回にも書きましたが、設定は面白いのに。


・反乱、新たなる王

ビートルファンガイアがワタルを襲撃し、王の証であるキバの鎧を奪いにかかりました。

ワタルはキバになって戦いますが歯が立たず、家臣もなぜかワタルの手助けをしません。

おそらくは、かつて王だったファンガイアだから……でしょう。

結局キバの資格は奪われてしまい、ビートルが再び王になりました。

ひざまづく家臣達に、ビートルは言います。


「俺は掟など廃する。人間との共存など不要。ファンガイアは人間を貪り尽くす」


そこへユウスケが乱入。クウガに変身して戦います。

しかしワタルは戦いを放棄して逃げ出してしまうのでした。


・ディケイドvsカイザ

城で劇的な政権交代が起こっている一方、ディケイドはどっかの野球場で、割と関係ない戦いを繰り広げていました。

ディケイドは『イリュージョン』のカードを使って幻の分身を作り出してカイザを翻弄。

カイザは「今日はこんなところか」と、ふた昔前の悪役のような負け惜しみを言って去っていくのでした。


戦い終えた士の耳に、謎の男・鳴滝の声が響きます。

お前こそが世界を破壊するのだ、お前が来るまではキバの世界も調和がとれていた……と。

ファンガイアの反乱と士の出現とに因果関係はなかった気がするので、単なる動揺を誘うハッタリのようにも思えますが。

言うだけ言った後、鳴滝はキバーラに血を吸われながら恍惚の表情を浮かべるのでした。

こいつもドMの変態だなぁ。


・ユウスケの血

逃げ出したワタルのところへ、傷だらけのユウスケがやってきます。

ワタルを城に連れ戻して王に即位させたいようですが、ワタルは城には戻りたくないと言う。


どうして王子で亡くなった自分を助けるのかと問うワタルに、ユウスケは、お前が1人じゃ戦えないと知っているから、友達が必要だからだと答えます。

おそらく、前の世界での自分と重ね合わせているのでしょう。


しかしその声を聞いてワタルはますます顔を歪ませます。

ワタルの顔に刺青のようなものが浮き出て、ユウスケのライフエナジーが吸われていくのでした。


・ファンガイアの性

写真館でワタルは話します。

人を好きになると、どうしてもその人の命を、ライフエナジーを求めてしまう。

彼の中に流れるファンガイアの血がそうさせてしまうというのです。


「だから、僕は王になっちゃいけないと思った。人とファンガイアが仲良くなんて掟は嘘だ。不可能だ」


・ビートルvsディケイド

ディケイドはビートルに戦いを挑みますが、側近を全て取り込んでパワーにした王はなかなか強い。

途中から駆けつけたワタルに対し、ビートルは倒れているユウスケを指します。

彼のライフエナジーを吸って、ファンガイアとして生きることを示せば助けてやると。


ワタルは少し迷いを見せますが、結局それを拒否し、「僕はまだ、あなたの友達ですか?」とユウスケに呼びかけるのでした。

士がクウガのときのようにまとめに入ります。

ビートルは、自分の弱さに負けて掟を否定した。だがワタルは、信じるもののために戦える。それが王だ、と。

ワタルはとうとう、「僕は、王になりたい」と宣言するのでした。


たった2話でいきなりまとめに入られたので、だいぶ唐突な印象です。

さっきまで共存が無理だと言っていたワタルの心境変化も急すぎる。

「ユウスケを殺したくない」という自分の気持ちから、ファンガイアと人間の共存への希望を見だしたというのはわかるのですが、それだけだと説得力不足のような気がします。


・最終戦

鎧を奪い返したキバとディケイドは、協力してビートルファンガイアに立ち向かいます。

クウガの世界の最終戦と同じく、キバを弓のように変形させてビートルにシュート。

そしてダブルキックでとどめをさします。

毎回この流れだとさすがに飽きそうな気がします。


あと、毎回その世界のライダーとディケイドの2人で決着をつけるとなると、旅についていくユウスケは毎回先にやられちゃうのでしょうか。気の毒な……。


・先王の死

ビートルファンガイア……ワタルの父は、士と語り合った部屋へと戻ります。

そこに現れる士。

かつてビートルは人間の女を愛し、殺してしまった。彼は同じ過ちを繰り返させないために、自らが王になって掟を廃そうとしたのでした。

士のバイオリンの音の中、ビートルは死んでいきました。


ビートルの考えは完全に間違っていたわけではありません。

事実、ファンガイアが人間を襲う事件は起きているわけですし、ユウスケ達人間と仲良くなりたいというワタル1人の気持ちではどうにもならないことが多いです。

そのワタルですら、一時は自分自身の本能すら制御できずにユウスケのエナジーを吸ってしまったのですから。

結局、ファンガイアの本性が人を襲うことだという問題は解決されずに終わりました。

ひとつの戦いは終わりましたが、ワタルの王としての暮らしは、これからも困難が続くことでしょう。


・写真

今回の世界で士がカメラに収めたのは、先王の部屋でバイオリンを弾くワタルの姿。

その横には、それに合わせて演奏する先王ビートルファンガイアの姿が映っていました。

……心霊写真じゃねーか!