【タイトル】

 桜のような僕の恋人

 

【作者】

 宇山佳佑

 

【出版社】

 集英社文庫 \648

 

【あらすじ】

 美容師の美咲と、カメラマンを目指す晴人。恋人として幸せに過ごしていた二人だったが、美咲が、人の何十倍もの早さで年老いる難病を発症してしまう。老婆になっていく姿を晴人にだけは見せたくないと悩む美咲は…。切なく哀しいラブストーリー。
 

【感想】

  春なので、春っぽいタイトルの本を選んでみたのですが、これがもうすごく良かった!

 泣いたというより、号泣してしまった・・。

 

 自分も女性だから、急速に老いていく姿を大好きな人に見られるのは辛いわ。

 そりゃ嘘もつきたくなるよね!!

 でも、こんなに自分も相手も一途に好きでいられるって素敵なことだよね!

 写真展のシーンは『ただ、君を愛してる』を思い出しちゃったの。

 

 ピンクのシザーケースや桜色のニット帽・・・。

 ネタばれしちゃうから詳しく書けないけど、本当に切ない・・・・。

 宇山さんの作品は、本当に読んでるだけで映像がリアルに浮かぶの!!

 今一番、映像化してほしい小説です♪