来週末には決定の時がやってくる。
それはＳＫの秋からの学校 (preschool) のこと。
（ちょっとおおげさって思うでしょう?でもこれって本当に一大事よ!）
２月にも悩んでいて、またきっと時期が来たらなるようになるさと構えていたのだが、３月の終わりまでに、この秋からＳＫが日本語と英語の両方のBilingual Montessori preschoolに毎日通わせるかどうかという選択をしなくてはならない。
というのは、急に＄５００を前金として今月中に提出して欲しいという書類が来たからだ。
私は非常に迷っている。
まだわからないのだが、私が秋から仕事をするという設定だと、以下の中から選ぶことになる。
（１）今行っている家に近い英語のpreschoolに５日間
（２）日本語と英語のBilingual Montessori preschoolに５日間
（３）今行っている家に近い英語のpreschoolに３日間、ベビーシッターに連れて行ってもらって北の郊外にある日本語の幼稚園に２日間
（４）今行っている家に近い英語のpreschoolに３日間、ベビーシッターに２日間見てもらい、日本語の活動などに行ったり、今までのplaygroupを続ける。
（３）は最近浮上した案なのだが、これもまたくせもの、というのは、日本語幼稚園は半日のみ。だから、もし私が仕事をしていたら、ベビーシッターで信用の置ける人に送り迎えもしてもらわなくてはならない。また、午前中の部は人気があるらしく、午後のみしかあいていないと言う。
でも、ＳＫはお昼寝しないとかなり疲れるようだし、うーん、難しい。
また日本語の幼稚園はただ日本人の子と遊ぶっていうことだけだ。
だから、それをわざわざ郊外まで行くっていうのは・・・・
でも、市内にはなかなかピュアな日本語を喋る同じ年齢の子供が少ない。現在は仲良くしている女の子が２人いるが、この２人とも秋までには引っ越してしまうのだ。
私がちょっと頑張って、定期的に週末に１回２－３時間で５人程度の３歳の女の子達を集めて日本語で自由に遊ばせる時間＋日本語を指導しながら一緒に遊ぶ時間という遊びのグループを結成させようかと考えている。
ただ、週末というのはご主人との時間があるので、敬遠したりする人も多い。
また定期的にさせるにはちゃんとした皆が来られるときにしないといけない。
また私は人に教えるということは結構ちゃんとできるとおもうが、私以外の大人にも積極的に入ってやってもらいたいと思う。
Bilingual Montessori preschoolに明日ついに主人と２人、ＳＫがいない間に見学にいく予定だ。主人の学校がこれから１０日間のみクラスがないので、やっと少しは主人の気を引くことが出来、主人もＳＫの教育に関与してくれるのだ。（良かった!）
そこで、いろいろと私が気になっている日本語の点や英語のクラスのレベルなどをしっかりと見てみようと思う。
その学校で教えている日本語が母国語としての日本語としては少し変だという評判もある。例えば、「今日は何年、何月、何日?」と先生がおっしゃると、子供達は、「今日は２００６年、３月きゅうにち!」という。「きゅうにち」などと言う言葉はない。これは「ここのか」だ、と私は思う。確かに９は「きゅう」だ。
でも、だからと言って、それを「きゅうにち」と教えるのは自然な日本語とはいえないと思う。
また車で遠くに毎日通うということに対しても私はだんだん抵抗を感じ始めている。ＳＫは車に乗っているときはゾンビになっている。寝るもの出来ないし、起きていてもボーっとしてしまっていて、とても無駄な時間になっているようだ。
ＳＫと今、preschoolからの帰り道の徒歩を大変楽しんでいる。これが私達にとって貴重な時間になっていると思う。
ＳＫは歩くのが遅いので、家まで１０分から２０分かかる。その時間に信号のこと、教会のこと、噴水のこと、木のこと、リスのこと、お花のこと、風のこと、鳩のこと、空のことなどいろいろなことを話す。２人でいろいろなものを見たり、自然に触れていく中で私達のつながりも深まっていると思う。先日、ＳＫが間違って花壇のところを踏みそうになった。その時はまだ何もないように見えたのだが、私はそこにはチューリップの球根が眠っているから踏まないようにと教えた。すると、それ以降、毎日、彼女はその花壇のところを通るのが大変楽しみになった。「今日はどのくらい芽が出ているかな? 早くお花咲かないかしらね?」などと言っているのを聞くと、とても嬉しい。季節を感じられる子供になって欲しかったからだ。
ＳＫがこれから生きていく中で一番何が必要なのかを考えながら、日本語教育も英語教育も彼女のニーズにあった形でどんどん進めていかれるように出来るといいのだが・・・・