あ、寝る前に日本の家に電話一本入れとかなきゃ。

眠いのに、受話器を取り、ダイヤルする、


と、


We are sorry, your long distance service has been temporarily suspended.”

(申し訳ございませんが、この電話からは現在、遠距離電話は一時的に使用できません。)


え、えーっ???


何で?


主人にそれを言うと、「あ、そうそう、用意してあった電話会社に送る小切手を切手がなかったから送るのを忘れたんだ。昨日、留守中にメッセージで

一時的に遠距離電話のサービスが使えないようにするって残っていたよ。」と

さらっと言った。


怒り爆発!


なんですって。


ひどいよ。それは。

ちゃんと無事に着いたって家族に連絡したくてもメールくらいしか出来ないってこと?

わざわざ忙しい中、小切手をちゃんと書いて後は郵送するだけにしたのに。

職場の目の前が郵便局でしょう?

ひ、ど、い!


疲れのせいで逆上しそうになったが、もう疲れすぎて怒れなかったので、

1人で布団の中で、「もう、いや!」と叫んでしまった。


最初に渡米したときは確かに電話は高くて全然出来なかったし、メールなんて勿論なかった。でも、その時代とは違って、両親だってちゃんとすぐにコミュニケーションしてくるのを当たり前だと思っているから、かえって心配させそうだ。

仕方がないので、皆にメールを出した。見てくれるかわからないけど。


こういうことがあるから、私が手取り足取りしなくてはうちはやっていけないみたいだな。本当に情けない。