SKは去年のクリスマスを憶えていない。

去年は1歳半だったから、それも仕方がない。


今年はPRESCHOOLにも行っているし、SKはいろいろなことがわかっているので、かなりクリスマス、そしてサンタクロースに対して興味を持ち、

サンタクロースがクリスマスイブの夜に来てくれるのを大変楽しみにしている。


SKはサンタに3冊の本をお願いした。

母「何故3冊なの?

SK「だって、サンタたんはこどもにしか来ないでちょ。だから、1冊はSので、1冊はパパに上げて、もう一冊はママに上げるの。Sちゃん分けるのだーいすき。」


なんて、可愛いんだろう。やさしいんだろう。

心が和まされた。

だれが教えたのでもなく、自分でそういうことをいってくれる子なのだ。



先日、私の日本の母、(SKの祖母)から「サンタクロースって入るんでしょうか?」という本が届いた。勿論、2歳半のSKには読んで聞かせたものの、全部理解するのは無理だった。

しかし、私が、「サンタさんは心の中にいるのよ。」と教えてあげると、

目を閉じてSKの心の中にいるサンタさんと話をすると言っていろいろと言うようになった。

SK「サンタたん、Sちゃんはいいこにしていますから、クリスマスイブの夜にみんながねんねしてから本をみっつくだたい。」

一生懸命にお願いした後、SKは目を開け、「心の中のサンタたん、『うん』って言ったよ!」と言って、大きな笑みを浮かべた。


本当にかけがえのない時間。

私にとって、サンタからの贈り物のように思えた。