人が亡くなるというのは寂しいことだ。


今日母に電話をした。

母は、祖母の弟であるI叔父様が亡くなられたと言った。

I 叔父様は93歳だった。

世間一般で言えば長寿だろう。


でも、私にとっては祖母の弟という感が強いので、とても驚いてしまった。


私の祖母の兄弟、姉妹は全部で7人だった。

以前からお葬式などでなく、ちゃんと元気なときに集まるということで

毎年1月3日に新年会を開いてきた。


私達もアメリカに住んでいるので、普段はお会いできなかったが、

祖母の兄弟には私も可愛がっていただいたので、季節のお便りなどは

せめてしてきた。


亡くなられたI 叔父様以外に、祖母には現在100歳になる姉、そして弟が1人。そして、すでに、兄、妹、そしてもう1人弟は先に亡くなられていた。全部で7人が、もう3人になってしまった。


祖母は今年の初め、1月の97歳の誕生日に階段から足を滑らせ、それの治療で入院してから、全てのペースが崩れてしまったのだ。

現在も病院の生活が続いている。でも、どこが悪いとかいうのではない。

全てたまっていた年齢が急に廻ってきたのだろう。


前にも書いたが、祖母は太極拳、俳句、英会話、謡などをするとても90歳代には見えないスーパーおばあさんだった。


でも、姉は「寂しいけど、2007年のお正月を楽しく皆で過ごせるかわからない」と心配していたので、私とSKは今月末から1週間という短い帰国をして、祖母に会いに行く。


人が亡くなるのは避けられないこと。

皆全て定められた寿命を持ち、いつかは行かなくてはならない。

でも、なんて寂しいんだろう。


いつかは私の祖母も行ってしまうんだな、とI叔父様の死に直面して思った。