SKと私は0歳から4歳までの日本語や日本の文化に触れさせようというクラスに毎週1回行っている。SKはそこで唄う歌や、工作などかなり楽しんでいる。


今日は先生が「かさ地蔵」のお話を読んでくださった。

先週先生からその予告があったので、SKと一緒に短い「かさ地蔵」を読んでおいた。

SKは本が大好きだ。だから、先生のまん前に座ってじーっと瞬きもせずに長いお話をずっと集中して聞いていた。多くの子がうるさかったので、ちゃんと聞いている子も集中できていない子がほとんどだったが、SKは何故か他の子のことは全然気にせず、自分のペースでお話に集中。


先生のお話が終わった後、「かさ地蔵」の寸劇をした。

いつもこのクラスではSKが積極的に参加しようとしてもSKは背が小さいので寸劇をしたりするとき、やりたいと言っても、他の子の影になってしまうことが多い。

しかし、今日は先生が「きちんと聞いていた子達で寸劇をしましょう」とおっしゃったので、SKも堂々と出ることが出来た。

先生がお地蔵様用の衣装を持ってきてくださっていたので、それを着させた。

narandesu

SKは先生の要望で一番小さいお地蔵様になった。6人のお地蔵様が並んでいた5つしか笠がなかったので、一番小さいお地蔵さんは笠ではなく、お爺さんが自分の手ぬぐいをかぶせてあげるというちょっと特別(?)なお地蔵様の役。

chiisai jizou



そして何故か私もお婆さんの役で登場した。先生がお爺さんの役だった。


both

私が「ちゃんとナマステして立ってるのよ」と合掌のポーズでじっとしていることを強調したら、SKも「うん、大丈夫よ。ナマステー!」と疲れるだろうによくもまあと辛抱してずっと長い衣装を着てきちんとしていた。



後で、お地蔵様たちがお礼の品物をいろいろと上げに来るというシーンは、参加している子供達だけでなく、全ての子供と父兄が「よいさ、どっこいさ」と言ったので、盛り上がった。

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でも、その場面では衣装が長くてSKは大変だった。だから、ちょっと泣き顔になりそうになったが、なんせ私はおばあさん役で登場していたので、助けに行かれず。でもそれはSKもわかっていたらしく何とか我慢した。


終わったらさすがにSKはちょっと疲れていた。


でも夜家で主人に“I was a good girl listing to the story. So, I became Jizo and gave present to mama and sensei”  (私ちゃんとお話聞いていたのよ、だからお地蔵様になって、ママと先生にプレゼントをあげたの!)と自慢していた。

勿論、主人には何のことやらちょっとわからなかったから、私がいろいろと補足して話した。

こういう寸劇などをすると子供には印象深いからSKにも「かさ地蔵」は特別な存在になったに違いない。

SKはこれからも時々、「よいさ、どっこいさ」と突然言ったりするだろうな。

ちなみに笠地蔵のイラストは以下のリンクからです。

http://www.e-hon.jp/kasaji/kasj0.htm