インドの習慣と私の感覚で違うところのひとつは家族の滞在だ。

アメリカに息子を持つインドの家族の場合、ほとんどの親が毎年やってきて、

長い人では6ヶ月、短くても1ヶ月程度滞在する。


主人の両親は昨年の夏、約6週間アメリカに来た。運良く6週間のうち、1週間は東海岸の従兄の家を訪問したので、うちには5週間だった。

でも、その5週間のうちの1週間は主人のカナダに住む伯母まで来たので、この狭いアパートは3名のゲストとSKと私達夫婦でごった返した。


特に、1人しか立てない広さの台所は6週間ずっと本当にごった返してしまった。


台所って主婦にとってはある程度自分の場所。

私は自分なりにどこに何をどのように置くか考えている。

使いやすいように常に変えている。

お皿もいろいろと自分の中で区別して使っている。


インドの両親が来ると大変なのは、そのお皿の大移動と棚を1つか2つ空けなくてはいけないことだ。

和食器にいろいろなスパイスの粉がつくとなかなか取れない。たまには頑張ってもどうしても取れなかったものもあった。

また、和食器はナイフでいろいろやって傷がつくと困る。

長年の経験(?)からお皿は私にとって主人と主人の両親に対する不満の本になることがわかっているので、インドの両親が来る前に食器を大移動。

別に割られても、スパイスで色を付けられても泣かないものを前の方に出す。

そして何とかして棚を整理し、スペースを作り、主人の両親が置きたいスパイスや食材を置けるようにするわけだ。


私が思うに多くの女性が台所は自分の領域だと思っていると思う。

別にそれは変なことではないし、だからって欲張りだとは思わない。

しかし、このことでよく主人と喧嘩になってしまう。


昨晩主人が両親と電話で話したら(毎週1回必ずかけています!)来年はこちらに春か夏に来るという話になったようだ。多分2ヶ月くらいは短くても入るらしい。 私はちゃんと相談してほしいのだが、主人はいつでも歓迎という態度でこの件に関しては報告すらしない。まあ、基本的には私も歓迎したいと思う。でも一応、私達の都合ってものもあるでしょう?って思ってしまう。

でも、そんなことを言うとかなり主人は怒る。


私「いろいろと用意もあるでしょう?キッチンとかの整理もあるし」

 

主人「またキッチンを自分の領域なんて言って、本当にキッチンに対する執着心が強すぎる!


えっ、そう??????? これって普通だと思うけど。あーあ、もう今から憂鬱。


そういうと主人は私は主人の両親に対して悪感情を抱いていると怒る。


でも、そうじゃない。誰だって、長いゲストが狭いアパートにいたら大変。

それも自分の仕切っている台所をいろいろといじられて占領されるんだから、少しくらいは同情してくれてもいいのにな、って寂しくなってしまう。


私って心が狭いのでしょうか?