遠くに見えるのは......?

広大な草原の中にうっすらと浮かぶ家々。ついに村(集落?)を発見です。
付近に停留所と下に降りるため階段を急ぎ設置し、逸る気持ちをそのままに

村へ向かうことにしたのですが......

 

「そうだ、村へ向かうついでにマッピングもしておこう」
そう思い、地図を持ちながら村へ向かって一直線に歩きだしたのですが、これがいけませんでした。
地図を持ちながらだと、足元が死角になってしまうのです。しかしながら私が今歩いているのは

草原。多少の起伏はあるものの、それが遥か先まで続いているだろうと。
まさかその草原に―――

―――巨大な地下渓谷があったとは。

 

この当時ダイヤモンドが結構採掘できたということもあって、作成して間もないダイヤの

ピッケル(エンチャント付き)をルンルン気分で持ち歩いていました。
そんな一瞬先、突如景色は高速で下から上へ。青い空と村は一瞬でフレームアウトし、

次に土ブロックの芝生なし、さらに石ブロック、そしてあとは、闇。

その闇も一瞬で、ガッッッ! という激しい衝撃音とともに、画面はうっすらと

赤く染まりつつ......私はさらなる深い闇......決して二度と目覚めることの無い深淵の闇に包まれた...
死因:転落死。

「死んでる場合じゃねえっ!」


出会って間もないとは言えども、初めて私のもとに舞い降りたマイハニー"エンチャント付きダイヤの

ピッケル(愛称:アナスタシア、略して『アナ』)"をロストするわけにはいかないのです!
付近の拠点で再び息を吹き返すと(リスポーン)、アイテムボックスから足場仮作成用の土ブロックと

松明を取り出し、急ぎ転落地点へダッシュで向かいました。

 

可能な限り迅速に下へ下へと足場を設置していき、なんとか最下層へ。転落した時には気が付かった

のですが、付近には溶岩が流れていて、そのすぐ近くに転落前に所持していたアイテム達が点々と

ありました。ギリギリのところだった......。


ほっと胸を撫で下ろしつつ落としたアイテムを次々と回収しているその最中に、闇を切り裂くような

音が私の真横をかすめます。


ヒュンッ! カツーン
この音は...スケルトンの弓矢......!

このとき私は判断を誤りました。


モンスターの存在を確認したならば、せめて付近の溶岩からは即座に離れる、というのが

この状況での正しい行動だったと思います。しかし何を思ったのか、モンスターの位置を

確認しようと周囲を見回すだけで、その場を離れることをしなかったのです。この無駄な

ワンアクションが運命を分けました。


スケルトンの次なる矢は的確に私を射抜き、そのダメージによるノックバックで飛ばされた先は、溶岩。

溶岩に接触し引火。視界を炎に遮られ、ついさっき降りてきた足場を見失う私に向けての、スケルトンの

慈悲なき追撃。吹き返して間もない命が再び消え去るまで、さほど時間はかかりませんでした。
「ア...アメリアーッ!」
そして全ての終わりを代弁するかのような効果音
ジュッ......
落としたアイテムが溶岩に接触した音。..............................ロスト確定。

 

そして10年の月日が流れゲフンゲフン......失礼しました。あまりのショッキングな思い出に

少々我を失ってしまっていたようです。


結局イージーミスの積み重ねで、多くのものを失いました。アナ...もといダイヤのピッケルは

もとより、同じくらい大切な"今までマッピングしてきた地図"を失ったという事実は、取り返すのに

多大な時間と労力を必要とする極めて甚大な損失だったと言えます。


そうそう、セーブデータのバックアップをしばらく怠っていたのもありましたね。。。

まさに"覆水盆に返らず"とやらです。はぁ。

 

後日、落ちた穴の周囲に柵を建てました。この失敗を繰り返さぬよう忘れることのないように。
と、まあこうしてマインクラフト人生初の大きな大きな挫折を味わいながらも、辛うじて旅は

続きます。次回は少し途中の出来事を飛ばして、またも初遭遇となる寺院(ピラミッド?)