こんにちは、こんばんは。
血圧を上げるために適度な運動をと医者に言われ、お散歩を増やしてるのですが、
今日はお天気がよかったせいか、気づけば江戸城(皇居)をぐるっと、半周以上しておりました。
神楽坂→靖国神社→九段→東郷元帥公園→麹町図書館→半蔵門→英国大使館前→国会前(桜田門)→二重橋前→日比谷→『有楽町テアトルシネマ』にて休憩!
15時頃スタートしてずんずん歩いていたら、流石に桜田門あたりで日が暮れてきて、
足も痛くなり、有楽町で休憩でもするか?と考えて、思い出したのが、イトシア有楽町。
ここには映画館が入ってて、私は昨年、叶井俊太郎さん(※)の影響で会員になったから、
1,400円で観れるし、一階のカフェでワインが300円で飲めるし。
ここの『ヒューマントラスト有楽町(テアトルシネマグループ)』の上映作品を調べたら、
先週末に封切りされた新作があり、面白そう。
映画のタイトルは『梟(ふくろう)』ー韓国の時代劇でサスペンス・ホラーとなっていました。
韓国時代劇でこの手なら、まずハズレ無しだろうと思って急遽入ったら、予想以上に面白くて、大正解でした。最初こそゆっくり進みますが、途中から展開がすごくなってきて、、、
「そう来たか?」「わ、そうくるのか?」と、目が離せない感じになります。
独特の映像表現が印象的なシーンもあり、韓国映画、やるなあ~って、思いました。
何故タイトルが『梟』なのか?
フクロウは、夜目がきいて、暗闇を見通す暗視の力がDNA的にすごいらしいそうです。
又、音を立体的に集音するらしいのですが、この映画の主人公が、基本的に盲目なので、
音に敏感であることと、暗い所では明るい所よりも視界が利く、というフクロウのような特徴?
を持っているから、みたいですね。
その盲目のはずの目で、暗闇に何をみたのか?
なんか、すごく面白い映画でした。
表向きは病死で、実際には毒殺、みたいなことは、歴史的にはよくある事件でしょうが、
こういう映画みると、そもそもの韓国史はどうなってるのかを、調べてみたくなります。
日本も江戸時代は、将軍につくと皆すぐ死んでしまって、一般人より寿命が短かったりしますが、とにかく毒殺が多かったみたいですね。
“お毒見役”という役職が常駐してたのもうなづける。
映画の『武士の一分』は、お毒見役が実際に毒にあたって失明するところから始まりますが、
実際、将軍家の墓の発掘調査の際に土葬の遺体を調べたら、大量の砒素が見つかったりして、
当時ニュースになってましたもんね。調査したのは昭和の話ですけど。
そして、ヨーロッパも、王族の跡取り息子はびっくりするほど寿命が短くて、急死は、その殆どが毒殺ではないか?と言われる程、不自然な死に方が多いです。
共通してるのは、何かを飲んだあと、急に苦しみだす、全身の穴から血を出す、ってパターン。
直系男子が死ぬと、家督(国や領土)を誰がつぐかで、勢力図が一気に変わりますからね。
王族の家系図を見ると、国の東西を問わず、直系男子の寿命は極端に短くて、苦笑い。
あーあ、どこも同じことやってんだなーって感じがします。
王侯貴族も楽じゃ無いですね。
というわけで、舞台は韓国の王宮。主人公は盲目の鍼灸師。非常に面白かったです!
エンドロールの音楽も入り口がどきどきする感じで良かったですね。
(※)映画宣伝プロデューサー。「映画館に足を運ぼう!」と思わせてくれた人であり、奥さんのくらたま(漫画家)さんの事も心から応援してます。