徐々に時間に余裕ができてきたので、ブログを再開します。
当分の間更新は不定期になります。




レアな経験

2024年5月8日夕刻、隣市に住む弟(独身)の隣家さんからTELあり。弟の家の新聞受けに新聞がたまっている、チャイムを押しても応答がない、と。ものすごくいやな予感がした。

直ちに妻と弟の家に行ったが、頭が混乱しているせいか鍵を開けることができず、110番して警察に来てもらう。警察官と消防隊が窓を割って鍵を開けて中に入り、椅子に腰かけたまま死亡している弟を発見した。自分も確認を求められたが、あたかも寝ているかのような顔であった。

たまっていた新聞は、5月2日の夕刊からなので、その日の昼間に死んだ可能性が高い。遺体は検視のため警察署に運ばれた。

翌日の午前中に検視が行われ、終わったのち死体検案書の交付を受けた。死因は「急性心筋梗塞(推定)」と書かれていた。突然死なのであろう。死亡日は、「令和6年5月4日頃」となっていた。誰も看取った者がいないので「頃」と書くのであろう。ちなみに戸籍の死亡日時は「令和6年5月推定4日」となっていた。


前の日の夜中に依頼した葬儀屋が遺体を引き取り、葬儀屋の安置所に運んだ(警察署では遺体と面会することはなかった)。

14日に葬儀が終わったのち、相続財産の有無を確認するため家の中を探し始めたが、かなりゴミ屋敷化していて足の踏み場もなく、机や家具の引き出しを開けて見るのが精いっぱい。呆然とするばかりだった。

 

 

 

 

相続人は自分を含めて5人いるが、1人(兄)はカナダに居住、3人(兄弟の子供)は長野県に居住。自分と老妻で後始末をせざるを得ないが、年寄りにはしんどい作業である。

土地建物の権利書や預金通帳、所有していた軽自動車の車検証など肝心なものがいまだに見当たらず、心がもやもやムカムカとした日が続いている。(権利書がなくても相続登記はできるとか、車検証がなくても廃車はできるとか、銀行預金も司法書士が調査してくれる(どこまで調べられるのだろうか?)とかいうことがネットの情報からわかったので、多少視界が開けてはきたが。)





自分は終活ノート的なものを2年前に作って、家の財産の明細とか大切な書類の保管場所などがわかるようにしている。老妻にはそのことを伝えてあるが、自分があの世へ行くころには子供に頼らざるを得ないだろうと思い、近所に住む長女に終活ノートのコピーを預けることにした。