『Vibram FiveFingers』は、5本指のシューズ だ。これを履いて数分後には、私は『スパイダーマン』のように、忍び足で同僚のデスクを乗り超えていた。残念ながら、これを履いても壁や天井に張りつくことはできないのだが、このシューズは履くととても楽しいのだ。
Vibram FiveFingersは、柔軟性のあるプラスチック製の靴底に、足が落ち付く程度の布地が付いているだけにすぎない。つま先部分は5本指に分かれていて、いわば手袋の足版だ。履き心地は靴というより、足がもっと丈夫で頑丈になった感じだ。
Vibram FiveFingersは、信じられないほど滑りにくい。これは、グリップ力のある素材を使用し、つま先が分かれているうえ、靴底のサイピングが適切だからだ(小さなジグザグの切れ込みが刻まれ、靴底が曲がると広がって小さなトレッドになる)。
Vibram FiveFingersは、驚くほど履き心地も良い。指が小さなポケットにすんなりおさまるため、楽なだけでなく、踏みしめた地面の感触も非常によく伝わってくる。いつもの革の牢獄から解放されたつま先は、トポグラフィー装置のセンサーアレイのように敏感になる。
Vibram FiveFingersを履いて走るのは、裸足で走るのとよく似ている――そして、砂利道や焼けるように熱いアスファルト道路に出くわしても悲鳴を上げずに済むという利点がある。
裸足で走ることは、靴で走ることとは違う体験だ。裸足で走る場合は、靴の場合と比べてより大股で走り、衰えたふくらはぎや土踏まずの筋肉を使用する必要がある[動画参照]。だが、そうするだけのことはある。より効率良く大股で走ることによって、正直言って走るのが遅い私が、1マイル(約1.6キロ)当たり1分近くタイムを縮めることができたのだ。
最低限の履物、または裸足のほうが、走っていて怪我をすることが少ないことを示す研究も増えてきている。だが、これまで裸足で走ったことがない場合は、慣れるまでに少し時間がかかる。最初はごく短い距離から始め、徐々に距離を伸ばしていくとよいだろう。
Vibram FiveFingersを履くと、プラスチック製のゴリラの足のように見える。見知らぬ人から好奇の目で見られ、仰天されることも少なくないだろうし、家族にはバカにされるだろう。だが、裸足であるかのように走れるので、より強靭で足が速い、怪我をしにくいランナーになれるだろう。
五本指シューズの構造のページで、5本指シューズの大きな特徴は【指先】と【靴底】の2点にある・・・と、私なりの視点で書きましたが、今度は機能面について説明させて頂きます。5本指シューズGlobeの【指先】は5本指に分かれているので、指を1本1本個々に動かす事ができます。
それによる利点は、私が考えうる限りでは以下の通りです。
- 地面をつかむようにして歩ける
- 正しい歩き方を意識する事ができる
- 血液循環を促し、冷えや腰痛・肩こりにも影響する
- 足ツボを刺激して様々な効果が期待できる
- 一般の靴に比べて足の蒸れを減らす事ができる
- 外反母趾やモルトン病などの予防に使える
- 偏平足(へんぺいそく)の方に必要な筋力を強化できる
5本指シューズの【指先】は5本指に分かれているので、指を1本1本個々に動かす事ができます。
それにより地面をつかむように歩く事が可能です。
アスファルトのように固い場所では指先で地面をつかむ感覚が近いのですが、体育館のような床の材質、もしくは室内に敷かれた物の素材によっては、裸足(はだし)よりも裸足感覚の履き心地があります。具体的に言いますと、【指先】で地面をつかみ、さらに【靴底】の吸盤が地面をさらにつかむ(吸い付く)ような感覚があり、裸足とも少し違った『足全体で地面をつかむ感じ』を私は受けました。また人間の骨格は、裸足で歩く事を最良として作られています。しかし靴を履く社会になってからは、人間本来の歩き方とは異なる歩き方をするようになり、様々な足の病気へとつながっている現実があります。5本指シューズを履いて歩くと、人間本来の裸足に近い歩き方が『地面を通じて指先から伝わってくる』ので、癖のついた歩き方を意識的に修正していく事が可能です。