こんにちは。春名佑紀です。
新学習指導要領施行まで1年を切りました。
もう、移行期間は始まっていて学校内ではちょっとソワソワしていることでしょう。
先日NHKの時事公論で中教審の話がありました。
普段はあまり見ないのですが、テーマが教育ということもあり、
真剣に見ました。
内容は、教員の働き方改革と言われているが、
一方で学習指導要領の改正に伴い、教員の業務量がさらに増えることが確実となるこの事態を
どのように打開するかということ。
もうひとつは、今まで教育の方向性に大きな意味を果たしてきた中教審が、
近年直近の課題に対処するだけになり、教育のイニシアティブをとれていない現状を
どう変えていくのかということ。
どちらも、これからも学校制度を存続させていくためには、
改善が必要になるということです。
今、教員の時間外労働や業務の見直しなど様々なことが話題になっていますが、
現状、学校や教育の指針となる学習指導要領の改訂が来年に迫っているので、
あと10年はこの状況が変わることは難しいでしょう。
一方では教員の労働状態への改善、
しかし一方では、それと相反する業務や研修などの増加が容易に想像がつきます。
小学校でも、英語、プログラミング、道徳などは確実に今までよりも増えるわけで、
それに加えてアクティブラーニング。
今でさえ、教材研究ができずに時間のやりくりができないと悩んでいるのに、
残業するなとか、仕事を家に持ち帰られないとか、授業法を学べとか、
そんなの一気にできるかーーーーーー!!!
おっと、
ただいま、大変不適切な発言がございました。
謝罪をし、訂正いたします。
基本、学校について語られる内容は、上の内容からもわかるように、
「学習」について議論が多いです。
そして、その議論をするのであれば、当然ですが、教員なのですから当たり前なのです。
現在では
『教師=教科を教える人』
ですよね。
正直、教員なのに子どもたちに教える教科について考えられなかったり、
その指導法を磨けない人は教員としての資格はありません。
でも、今の学校において、教科指導は必ずしも一番に据え置かれるものでもありません。
小学校では、学習以前に、生活力を身に付ける場でもあります。
そして、このウエイトは年々増えています。
さらに1人1人にかかる手間も増えています。
子どもたちは。1対1のコミュニケーションしか経験しておらず、
それを教員にも求めます。
現場では、教科を増やしたり、新しい指導法を取り入れたりと、
やることが増えている。
そして教室でも、関わる場面が増えていく。
一体どうやったら、教員の業務は改善されるのでしょうね。
これは、あくまでも一個人の意見ですが、
「学校」という箱の中で一番育つものは、
「社会性」
だと思うのです。
こんなこと、一応教員の端くれである私が言うのもなんですが、
学力ならなにも学校でなくても身に付きます。
もちろん、全ての家庭や地域がそういう環境にあるわけではありません。
しかし、特に都市部などでは、学校で新しいことを学ぶ児童の割合は半分を切っていると思います。
低学年から、塾に通う割合も多く、小学校5年生で80%を超える地域もあります。
しかし、「社会性」は、絶対に一人では身に付きません。
「社会性」とは、さらにかみ砕くと「人間関係力」です。
人とぶつかり、差異を感じ、人の中でもまれながら育つものです。
学校は、同年齢の子どもたち同士で「社会性」を育むことができる「箱庭」なのです。
アクティブラーニングは、授業を通してコミュニケーションの仕方も磨こうという高度な授業形式です。
国がどのような学校を目指しているか、分からないわけではありませんが、
ただ、教育の格差ばかりが広がるように思います。
AIの進歩に伴い、職業が減ると予想されるこれからの時代を生きる子どもたちに
本当に必要なことは、「人間との関わり」をもってのみ育まれる力ではないのかなと考える今日この頃です。
まとまらないので今日は終わり。
今日も、あなたの人生を応援しています。
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