こんにちは。
みかちんです。
(今日から名乗ります。)
先日のブログで、18歳から成人になるという話をいました。
その中で、学級活動の重要性について話しました。
そもそも学級活動とは、特別活動において位置づけられる学級においての活動です。
(そのまんま・・・)
一番ピンとくるのが、学級会でしょうか。
しかし、この学級会は本当に奥が深い。
1年生には難しいという人もいますが、その発達段階に応じて、対応は変わってきます。
今日は、この学級会について話していきます。
この学級会において、一番大きな原則があります。
(学級活動(1)についてです。)
※学級活動には(1)と(2)があります。
知らない人は自分で調べてみてください。
「児童が主体であり、極力口も手を出さない!!」
教員が最も苦手とするところです。
簡単に言うと、学級会で決定したことについては、児童はもちろん、教員もそれに従うということ。
当然、だめなこともあります。
学習指導要領には、『自治的範囲内』という書き方をしていますが、
例えば、時間割をか勝手に変えたり、学習内容について変えたりすることは基本児童にはできません。
教師が、児童たちに対して、自分たちで決めたことを実行していいという範囲が決まっているのです。
その時間が、学級活動です。
例えば、身近な例でいうと、お楽しみ会をする場合。
教師が決めること
実施日時・時間 (例えば7月18日(水)3・4時間目)
児童が決めること
実施内容 (例えば、なんでもバスケット、スポーツ大会、クイズ大会・・・)
そして、微妙なのが実施場所。
最終的には、教師サイドで決定することですが、
もともと、体育館や校庭の割り当てがある・他学級との調整がきくなどの状況がある場合、
その旨を伝えて、児童の実施内容検討の際に、伝えておくこともできます。
高学年になって、学級活動に慣れてきている児童の場合、事前の計画委員会などで、そのことを
確認にくる切れ者が現れたりします。
とても、育っている証拠ですね。
とにかく、それぞれ、権限が決まっているということです。
その範囲内であれば、児童が決めたことをしていいということです。
でも、ついつい口出したくなるんですよね。
例えば、なかなか内容が決まらない。
なんでもバスケットとドッジボールで意見が割れている場合。
私が教員の時は、基本多数決はしてはいけないというルールを決めていました。
なので、最後まで話し合いで決めなさいというものです。
でも、当然、譲れない子がいます。人数差があれば、意固地になったりするし、
人数に差がないと、クラスが真っ二つなんてことになります。
みなさんならどうしますか?
ちょっと考えてみてください。
いくつか方法があるでしょう。
①もう限界だから、多数決をとっちゃう。
②2つともやってみる。
③教員から、体育館も校庭も使えないと強制終了させる。
④決まらないなら、お楽しみ会はなし!にしちゃう。
⑤決まるまで学級会を継続。
う~ん、まだあるかな。
どれでも、べつに正解・不正解はないです。
でも、児童をどんな風に育てたいかによって変わりませんか?
私は、②が児童から出てくるようにしたかったし、②に近い発想でもいいと思うんです。
例えば、今回はこっちをやって、次回はもう一方をややるとか。
そして、そういう児童を育てるには、④と⑤をうまく使い分けることかなと思います。
つまり、期限を決めて、それまでに『決めなさい』とする。
与えることも切り捨てることも、簡単にできますが、
そこで、児童は知恵を絞る わけです。
どうしたらできる?
どうしたら、納得できる?
大事なのは、この制限された過程の中で、知恵を絞ること。
どうすればいいのか、考えること。
私が目指した学級活動はここでした。
そして、勉強や学習というある意味、答えが決まっているものではないものを
真剣に考えて、考えて、知恵を絞る。
この過程こそ、学級活動の存在意義だと思っています。
私は今まで、学級をもってきて、この児童の無限の発想に何度も度肝を抜かれました。
そろそろ、夏休みまで、1か月。
学期末のお楽しみ会についてそろそろ話し合いする時期ですよね。
一度、児童にすべて委ねてみてはどうですか?